内容説明
富岡八幡の相撲見物で浮き立つ十一月。吉原で最近人気の半籬に脅し文が投げ込まれた。相談を受けた用心棒の神守幹次郎らが調べ始めるが、その前に刺客・夜嵐の参次が現われる。参次は花魁・薄墨太夫の前にも出没。そんな中、薄墨の禿・小花が勾引され、身代わりの左吉にも魔の手が及ぶ。押し寄せる騒動に翻弄される幹次郎らを狙う刺客の驚きの正体と決戦の行方は?
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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