内容説明
奥右筆、七代将軍生母の月光院にまで楔を打ち込んできた惣目付の水城聡四郎。暮政改革を進めんとする将軍吉宗とその腹心聡四郎の前に、次に立ちはだかったのは目付だった。老中、大名家すらも監禁してきた江戸城中最大の権力に対して、聡四郎は手を打てるのか。そして、聡四郎にまたも危難が―。「惣目付」シリーズ、誰も書いたことのない激闘が詰まった第四弾。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。’97年、桃園書房主催第20回小説CLUB新人賞佳作。2010年、『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞受賞。2014年版「この時代小説がすごい!」文庫書き下ろし部門作家ランキング第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
66
八代将軍・徳川吉宗により将軍を除くすべての者を調べることが許された、惣目付を拝命した一放流の遣いて水城聡四郎の活躍の物語です。目付が、惣目付に権限をとられることを危惧して聡四郎を陥れようと策謀をめぐらせますが、いずれも失敗し。とうとう10人いる目付のうち9人が病気を理由に休職します。吉宗は、直ちに9人の目付を新たに選ぼうとします。→2022/12/11
とし
64
惣目付臨検仕る「内憂」4巻。聡四朗と目付の対決面白いですね次巻が待ち遠しい。2022/11/13
えむ
6
目付が1人を残してストライキ。残った1人は目をかけられて出世の道が開ける。2023/01/03
わたしは元気
6
一気に読みました。 次が、すぐ読めると良いのすが。2022/09/24
もとさん
4
面白かった。この先がどうなっていくのか非常に楽しみ。早く次がでないかな(^^;)2022/08/16