内容説明
引きこもり気味の日壁エレナは、裁縫師だった祖母の縁で北千住にある仕立屋『テーラー・ランタナ』を手伝うことになった。オーナー・悠木智広のホスト時代の客だった双子の姉妹から、亡き伯母のウエディングドレスをリメイクして欲しいと依頼されたのだが、二人の好みは見事にバラバラで…。エレナは祖母譲りの技術で依頼人の思いに応えられるのか!?
著者等紹介
貴水玲[タカミレイ]
群馬県出身、1981年生まれ。2014年『妖精童話―聖約の乙女は恋の扉を開く』(ネオスブックスブロッサムサイド)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ツン
94
気づかずに読んだけど、「社内保育士はじめました」の人でした!普通に人見知りなのかと思ったら、エレナにはそんな過去があったんですね。。続編も出てほしい、読みたいです。2022/08/14
み
14
タイトル読みした作品、初読みの作家さん。さくさくと♪ネルさんの変身ぶりが目に浮かびました^ ^お話しも、じ〜んとしみました。そして、舞台が大好きな街、楽しみました。2022/12/22
sugar&salt
7
登場人物たちのキャラが濃い!元ホストで仕立屋のオーナーに見た目はヤクザっぽい裁断師にギャルなクリーニング屋の娘と。主人公のエレナも引きこもりのコミュ障かと思いきや大好きなレースや刺繍とかを前にすると変人奇人っぷりを発揮して、ゾーンに入ると周りが全く見えなくなったりと目が離せない(笑) エレナと智広の関係も今後どうなっていくのか続編書いて欲しいなー。2023/12/27
夏月
5
続編期待。義兄達との問題は解決してないし、2人の成長を見守りたい2022/08/28
調“本”薬局問悶堂
2
仕立ての仕事の魅力が伝わるのが嬉しいと同時に「特別な時」の装いになることでしか生き残る道がないように見えてしまう皮肉。 服でしていることを本でできたら。やりたいことにとても近い。2022/10/19