内容説明
城石明音は先天性の心疾患を患っていた。八歳の時に悪化し、両親は米国での心臓移植手術を決断する。募金活動により一億五千万円という莫大な費用を集め、明音は一命を取り留めたが、帰国した明音を待っていたのは、幸福だけではなかった。恨み、嫉妬、同情、愛情、様々な思いを抱えた人々が明音の人生を動かしていく。そして―。骨太の社会派エンターテインメント!
著者等紹介
乾ルカ[イヌイルカ]
1970年北海道札幌市生まれ。2006年に短編「夏光」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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