内容説明
吉原裏同心・幹次郎の前に、人喰い猿を連れた三人の武芸者が現れる。男たちは廓に乗り込み、遊女を殺し金銭を奪う悪行に及ぶ。必死の探索を続ける幹次郎らを嘲笑うかのように巧みに逃亡する男たち。その裏で糸を引くのは、大きな企みを持つある勢力だった。江戸を騒乱に陥れる陰謀を阻止すべく動く幹次郎ら。そして運命の一夜、吉原が最大の悲劇に見舞われる!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
62
決定版 吉原裏同心「炎上」8巻。人喰い猿を連れた三人の武芸者に振り回されたあげくに、一夜にして吉原が焼き尽くされる悲劇が、吉原再建に裏同心神守幹次郎がどう動くのか次巻に期待です。 2022/09/20
へたれのけい
2
燃え盛る炎を背に受け、薄墨太夫を担ぎながらの片手での突き。しかも、あの輪島の蛙飛びを思わせるアッパー! 魅せてくれる。2025/05/14
りゅうのすけ
0
突飛な登場人物とストーリーにどうなることかと思っていたら…なんと吉原炎上…このあとは…。パワフルなメンバーなので立ち上がるとは思いますが…。使命感の強い主人公がきっとがんばってくれると思います。2025/06/23