内容説明
吉原が遊女らの白無垢の衣装で彩られる八朔の日、当代きっての人気太夫・香瀬川が忽然と姿を消した。遊女三千人の頂点に立つ太夫が、なんと足抜?前代未聞の事態に、廓の用心棒・神守幹次郎は探索に乗り出す。大門以外に出入り口のない町から、太夫はどうやって抜け出したのか?失踪の陰に、私欲に溺れる悪党たちの姿が見え隠れする。裏同心の成敗の行方やいかに。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計6500万部突破の快挙を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jima
6
シリーズ2作目。吉原の人気太夫が失踪。2023/01/18
へたれのけい
1
再読。煙管の場面が見ものでした2025/05/01
たけひろ
1
☆☆☆2025/04/04
りゅうのすけ
1
花魁の足抜けに関する究明のストーリーです。確かにこのような組織では規律を重んじないと秩序が保てないかもしれません。物語とは別に当時の江戸の姿がイメージ出来て面白いと思います。2025/04/02
坊主丸儲け
1
もうちょいチャンバラ、料理、登場人物の心理なんかの描写がほしいところ。2022/09/18