出版社内容情報
「赤穂の塩にはくれぐれもお気をつけなされ」蔵人介にとって、史上最大の「幻敵」との闘いが始まった―。「鬼役」新装版の第三弾!
内容説明
潅仏会。将軍家毒味役の矢背蔵人介は、将軍の夕餉の毒味中に、毒を啖い、倒れてしまう!前代未聞の事態にざわつく江戸城内。しかし、毒殺を仕組んだ者の標的は、鬼役・蔵人介ではなく、なんと将軍家斉だった。家斉を狙う勢力とはいったい何者なのか。蔵人介の正義の剣は悪を断てるのか。200万部突破の大人気シリーズ、著者が大幅加筆修正した新装版、待望の第三巻。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。花鳥風月を醸し出す筆致の時代小説を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
89
シリーズ3作目は、鬼役で主人公が毒見で倒れてしまいますが、さすが主人公なので回復します。毒を仕込んだのは天皇家に関係するものでこれまでにあまり類のない難題を将軍から依頼されたこともあり亡き者にしようとしたことがおおもとの原因となっています。ここからは伝奇小説のような感じで、妖術を使う敵に対して主人公たちが立ち向かいます。半村良の世界(妖星伝)になってきたような感じです。楽しめます。2024/06/02
ともくん
40
将軍の毒味役、矢背蔵人介、毒を啖らう。 将軍、家斉を襲う影とは何者か。 次々に襲い来る刺客ども。 絶対的な危機に瀕した時、蔵人介は鬼と化す。2022/09/25
ゴルフ72
8
鬼役も参に入る。今回は蔵人の介最大の窮地、毒見役にて毒を食らった・・・家斉の命をねらったもの。最後まで目を離せない展開に今回も楽しめました。それにしても漢字が難しく読めない(笑)2024/07/26
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