光文社文庫 光文社時代小説文庫<br> 橋場の渡し―名残の飯

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光文社文庫 光文社時代小説文庫
橋場の渡し―名残の飯

  • 伊多波 碧【著】
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  • 光文社(2021/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334792459
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

隅田川の橋場の渡しにある一膳飯屋は、小さいながら繁盛している。涙なくしては読めない、人情と食が凝縮された新シリーズ開幕。

内容説明

江戸は隅田川縁にある橋場の渡し。千住大橋の下流にある、この渡しの側に母娘で営んでいる一膳飯屋『しん』がある。育ての親との別れを決意した相撲取り、恋人との逢瀬を楽しむ芸者、母親と離れて暮らしてきた息子、可愛い娘を嫁に出した父親と母親…。この店で交錯する様々な人々。出会いがあれば別れもある。著者が思いを込めた長編時代小説の新シリーズ開始。

著者等紹介

伊多波碧[イタバミドリ]
2001年作家デビュー。絶妙な語り口と活き活きとしたキャラクター造形に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

102
どストレートな人情時代小説。江戸の隅田川縁にある橋場の渡し付近にて母娘にて営む一膳飯屋『しん』。その飯屋を舞台に様々な人々が訪れ、人それぞれにあらゆる悩みなどをポツポツとこぼしていきます。30半ば過ぎの娘「おけい」と50半ばの母「おしげ」に料理人「平助」の三人のキャラがとてもいいです。特に厳しさの中にちゃんと愛情のある母「おしげ」のセリフ、考え方にはココロうたれます。もちろん料理の食べ物描写も秀逸で、四編に渡る連作集ですがイッキ読みで読了でした。静かながらも、胸に響くステキな時代小説がまたここに誕生です。2024/02/25

タイ子

80
江戸は隅田川縁にある橋場の渡しの側で母娘が営む一膳飯屋「しん」が舞台。よくある人情と美味しそうな食事がテーマながら、作家は違えど著者の思いはそれぞれに書かれているので味わい深い。悩みを抱えた客たちの対応を懐の深さで受け止める女将。聞き上手の娘。そして、一膳飯屋ながら高級料理の如く美味い食事を作る板長。実はこの母には過去に江戸払いになった息子がいる。いつか息子が帰って来ると信じて待つ母娘。渡しの舟が人の人生を連れて、また帰って行く。何げに読み始めた作品が心を惹きつけていた。これはシリーズを追いかけなくては。2024/03/24

いたろう

75
舞台は隅田川の岸辺、今の白髭橋の辺りにあった橋場の渡し。ある理由から、江戸払いとなった新吉が、許されて江戸に戻ってきた時に分かるようにと、渡し場の近くで飯屋を開いた、新吉の母、おしげと新吉の妹、おけいの母娘、そして、がらっぱちだが、腕のいい料理人の平助。飯屋にやって来た、悩みや問題を抱えた人々が、それぞれ、この店の料理と、おしげ、おけいとの会話で、ちょっと前向きになる話がいい。全四話、新吉らしき人の噂は聞けども、まだ新吉との再会を果たしていない、おしげとおけい。まだまだ話は続きそう。是非、続編を読みたい。2021/12/12

真理そら

57
橋場の渡しで一膳飯屋「しん」を営む母娘。二人は江戸払いになった新吉を待っている。娘は離縁された家に置いてきた息子に会いたい。だがこの二人はそういう暗さのない接客で一膳飯屋とは思えない美味しいものを提供している。場所柄から客は旅人が多いので常連がレギュラー化していくタイプの話ではなさそう。2022/06/28

onasu

21
江戸は千住大橋の下流、橋場の渡し側の一膳飯屋「しん」。五十半ばの女将おしげと三十半ばの娘おけい、還暦間近の板場平助の三人で営む店は、場所柄の割に料理は旨く、それが元で話し込んでいく者もいるという4編。  わだかまりを抱えるのは客だけでなく、7年前より店を営む母娘にもずっと会えずにいる者があり、いつかその者が訪ねてきてはくれぬかと店を続けているのだった。  2話目のかけ出しの芸者と時折客を運んでくる正体不明の船頭が準レギュラーのようで、話しに彩りを添えているのも上手く、続編も期待したい(2巻目、既読)。2022/06/16

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