出版社内容情報
霧島は部署を異動し、海外から持ち込まれ得る規制薬物の取締り担当となる。そこで「レッド」という新型麻薬の規制に乗り出すが……。
内容説明
部署を異動し、海外から持ち込まれる規制薬物の取り締り担当となった彩は、中国から密輸された大量の覚せい剤の摘発に乗り出す。背後には中国の犯罪組織である「王華」が関わっており、来日したボスの娘・王蕾の動向を探る。捜査には中国禁毒局・李雪梅も加わるが、李の強引で手段を選ばないやり口に、さんざん振り回される彩…。好評シリーズ第2弾!
著者等紹介
辻寛之[ツジヒロユキ]
1974年富山県生まれ。2018年に『インソムニア』(『エンドレス・スリープ』改題)で第22回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オヤニラミ
21
初読みの著者。麻薬取締官・霧島彩シリーズの2作目。中国の犯罪組織と日本の裏組織との規制薬物密売を摘発に乗り出す。ストーリーは目まぐるしく展開する中、とにかく主人公が相手に振り回され敵味方が入り乱れる中国マフィアは、次々に不要人物となるとあっさり殺害していく。上司の大西だけが全ての捜査で頼りになるが最後にはプロの殺し屋の餌食に…主人公がギリギリの所で命拾いする場面が多く全体で脇役的に見えましたね。国を跨ぐ大々的な話の割に小さくまとまった感じでやや面白味に欠けました。2022/01/13
Ayako H
6
図書館から。初読み作家。日本でそんなにドンパチありですか?内容はシリアスだけど現実味なく娯楽小説に感じてしまいました。面白さほどほど。2023/10/21
ベリー
3
⭐️⭐️⭐️2022/01/23
ミニオン
3
マトリ霧島彩シリーズ2作目。登場人物も前作の引き継ぎが多いので、シリーズ順に読むべし。 2作目で期待しつつ読了したものの、前作に比べるとちょっと残念な感じ。主人公の破天荒さも事件の内容も前作を超えることはできなかったか。まぁ、ミステリ作品ではないからなー、けどタイトル「ブラックリスト」に対してもうちょっと展開できたのでは?と思ったり。でも意外な人が亡くなってしまって、さて自作はどうするのか?という興味深さはある終わり方だったかな。2021/11/29
こいきんぐ
1
一個読むと傾向がわかってくるけど面白かった。これからの展開がどうなるのか。2022/01/16