出版社内容情報
精神科医の資格も持つ美貌の臨床心理士・月島繭子を襲う惨劇とは!?人の心の暗闇を抉り出す衝撃の連作集!
内容説明
誰もが振り返る美貌と豊かな知性。クライエントへの真摯な姿勢。精神科医の資格も持つ月島繭子は、どこから見ても完璧な臨床心理士だ。だが、彼女にはもうひとつの貌があった―。今日のクライエントは目の前で恋人に死なれた若い女性だ。打ちひしがれた彼女が語るありふれた身の上話は、やがて異様な熱を帯び始め…。人の心の奥底を抉るダーク・サスペンス。
著者等紹介
大石圭[オオイシケイ]
1961年東京生まれ。’93年「履き忘れたもう片方の靴」で第30回文藝賞佳作を受賞してデビュー。ショッキングな題材を透明感ある美しい文体で綴る独自の作風で、多くの熱狂的なファンを獲得している。映画化された作品も多く、映画のノベライズも手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
25
久しぶりに読んだ大石圭先生の作品。相変わらず特殊な性描写は健在でした。美しい臨床心理士の女性が主人公で、連作短編集のような形で物語が進みました。一話ごとに登場する訳ありの人物(患者)たちは同情すべきところもありますがやはり歪で、嫌な気分にさせられました。『だから臨床心理士にお世話になってるんだ』と言われればそれまでですが(苦笑)。読んでいる最中、正直『性描写いらんやろ』とも思いましたが第5話まで読むと必要だったのかなと思い直しました。2022/05/08
くろねこ
18
んー…各話は好きなんだけど、間に挟まる主人公の官能小説パートがいらんなぁ。。 でも皆さんのレビューを読むと、大石作品はそういうのが多いのか…呪怨のイメージしかなかった🤔 今度から気をつけよ。2021/11/13
毎日が日曜日
15
★★★+ 真性マゾの臨床心理士と訳ありの患者たち2021/11/26
ぽっぷこーん
14
大石氏の本は毎回しょうもない官能シーンを入れてくるのでガッカリ。大石氏の描く本は嫌いじゃないけど、このとんでもなくしょうもない官能シーンが邪魔をする。読んで損した気分になることもしばしば(笑)読んだ人にはわかると思うけど、どの本にもだいたいこのとんでもなくしょうもない官能シーンが入ってくる。しかもお決まりのパターンで(笑)内容もまぁしょうもないと言えばしょうもないのだけど、なぜが読んでしまう。一種の中毒のようなものなのかな(笑)本の内容は、墓場に持っていく話は面白いと思う2021/11/06
あゆむ
14
正直な感想は毎回この人の本は中身一緒だよねっていう。サディストな男が女の人を犯すみたいな、途中の話は面白いんだけどエロい要素いらなくないか…?まあでもこれが大石圭らしさなのかもしれん。2021/08/29