内容説明
江戸御府内を騒がしている“人を害さず、蔵に傷付けず”という盗賊。南町奉行所・定町廻り同心の御牧文之介は、隠居した元同心の父・丈右衛門の「向こうがしの喜太夫ではないか」との助言をもとに奔走する。そんなこところへ追い打ちをかけるように、先輩同心の吾市が獄中に入れられ、さらに鉄火娘・さくらが現れ、文之介をかき回す…。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。’99年、第一回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(『義元謀殺』に改題)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
70
剣の腕においても、探索においても成長著しい町奉行所定町廻り同心・御牧文之介の成長物語です。物語は、十年前に文之介の父・丈右衛門が取り逃がした盗賊「向こうがしの喜太夫」が、盗賊をやめて三日で倍になると煽り投資をもちかけます。そして三日後に姿を消してしまいます。大掛かりな騙りに奉行所同心もかかり。その罪をそそぐために文之介が探索していきます。🌿続く→2022/07/24
わたしは元気
4
なかなか、お春さんとの間が縮まらないですね。2021/10/17
ばるたん
2
いつもの展開だが飽きが来ない。次号へ。。2024/05/16
goodchoice
1
文之介と勇七の名コンビは読んでいて心地よい。2021/05/28