内容説明
会津若松にある二瓶漆器店の跡取り娘・仁瓶早希には“付喪神”を見る力がある。ある日、交通事故に遭って入院中の叔母・綾乃から、『裏の窓口』を引き継ぐよう頼まれた。付喪神がらみで起こる“不思議な現象”を解決するのがその仕事だという。勝手がわからないまま早希は、外面だけなら好青年な会津塗の職人・桐生和臣とトラブル解決に奔走することに―。
著者等紹介
広野未沙[ヒロノミサ]
福島県出身、1980年生まれ。2014年『恋歌の魔法をあなたと』(ネオスブックスブロッサムサイド)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
25
さくさくと♪付喪神が起こす問題を解決しつつ、お仕事の目標みたいなものに気が付く女子のお話し。姉妹ゲンカのお姉ちゃんはイイよね、妹でイイよね、って件に、むっちゃ同意しました♪若い頃は、そう思ってましたねぇ。2021/08/21
じょじょ
4
繋ぎで借りたけど面白かった。まぁ色々突っ込みたくなる所はあったけど そこは私だとひねくれてるからだろう。2022/01/16
ウォーカージョン
3
軽い。少女漫画的。成長物語。それ自体が付喪神になるのではなくて、それにちっちゃい付喪神が生まれるという設定。ミステリー要素は少ない。2021/07/12
MAMI.
2
★★★☆☆2023/06/28
tackto
1
二瓶漆器店の跡取り娘の二瓶早希。子供のころから付喪神を見る力がある。親戚で早希のほかに唯一付喪神が見える叔母の猪俣綾乃から二瓶漆器店の別の顔「裏の窓口」を引き継ぐように頼まれ。アシスタント?として付喪神が見える桐生和臣を紹介される。付喪神とは会話ができないが、トラブルには人に対する主張や抗議が含まれている。人間と同じで感情をもつ付喪神のかわいらしさもありほっこりと。2021/07/26