内容説明
奢侈禁止令に苦しむ江戸に吉報が。締め付けの急先鋒、妖怪奉行鳥居耀蔵の行方が知れないというのだ。鬼の居ぬ間にと浮き立つ町に、盗賊・黄金党が小判を振る舞い、人々は明るさを取り戻したように思えた。しかし、その小判は贋金!闇御庭番・菅沼外記らは贋金探索の密命を受け、怪しい黄金党の正体を探るが―。鳥居の行方が絡む騙し合いの果て、最後に笑うのは、何奴だ。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒。会社員を経て作家活動に入る。「居眠り同心 影御用」(二見時代小説文庫)、「佃島用心棒日誌」(角川文庫)両シリーズで、第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。『うつけ世に立つ 岐阜信長譜』(徳間文庫)にて、第23回中山義秀文学賞にノミネート。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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