内容説明
本所松倉町の路地で背中を刃物で一突きされた若い男の死骸が見つかる。男の身元を割るべく、聞き込みに走る定町廻り同心の御牧文之介と中間の勇七。だが、いまひとつ身が入らない。それというのも、文之介が思いを寄せているお春に縁談が持ち上がっているようなのだ。一方、子供たちの手習の師匠・弥生には魔の手が伸びる。何かを隠している様子だが…。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。’99年、第一回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(『義元謀殺』に改題)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
74
同心として成長著しい町奉行所定町廻り同心・御牧文之介の成長物語です。幼馴染みで文之介の中間として仕える勇七が、文之介を助けていきます。此度、六年前に讃岐丸亀藩京極家は、家臣と御用商人の逢坂屋とで抜け荷をしているのを知り、逢坂屋を潰した。逢坂屋の番頭島右衛門は、その時に逢坂屋の財産三万両を京極家は手に入れたと思い。その指揮をした当時のお留守居役観築勘右衛門が一万両は、手元に置いて有るとみて、その娘で手習所三月庵の師匠をしている弥生から三千両を脅し取ろうとして、弥生が好きな文之介の中間勇七を拐かす。🌿続く→2022/01/11
わたしは元気
5
読みました。 面白かった。 父子、仲良くて羨ましい。2021/10/15
ばるたん
2
恋に捕り物にとドタバタのなかでのハッピーエンド。飽きませんねー。2024/05/13
goodchoice
1
それにしても勇七が拐かされるとは意外な展開だった。2020/12/09
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