内容説明
父を亡くし一人になった母のこともあり、神楽坂愛里は以前より頻繁に帰省するようになった。丁度収穫祭の村は、実りを喜ぶ一方、ある家では大部分の稲が枯れ、壊滅状態だという。その田には、見たことのない雑草が伸びていた。同行する福豊颯太たちと調べると、それは稲に多大な害をもたらす外来種であることが分かったが、持ち込んだ犯人は一体誰なのか!?
著者等紹介
絵空ハル[エソラハル]
埼玉県出身。エブリスタに掲載された『神楽坂愛里の実験ノート』でデビュー。東北大学大学院農学研究科修士課程修了。学生時代、研究の傍ら作品を執筆。現在も企業で食品の研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミャロ
5
今回は、日常の謎と農学部らしい謎解き。大学青春模様からの急な解決と犯人に都合の良い展開で推理小説と言うよりも恋愛小説に近い。2020/11/30
中山バスター
2
愛里は以前より頻繁に帰省するようになった。丁度収穫祭の村は、実りを喜ぶ一方、ある家では稲が枯れ、見たことのない雑草が伸びていた。それは稲に多大な害をもたらす外来種であることが分かったが…◆表紙がどんどん綺麗になって、愛里の魅力がどんどん増して悶えます!さて、変わらぬリケ女視点での解決は面白いです。でも、ことが大きすぎないか?食品の安全神話とか雑草の外来種だとか国レベルだろ(笑)恋愛模様もゴタゴタしそうで期待してるけど、ベースは事件でお願いします。次も期待。2021/02/09
みやしん
1
ゴッドハンド編。ヘイトならぬライクが全方向から主人公に向かってきたこれまでから一歩進み、遂に(やっと)当て馬登場。さてどうなる?とても失礼な言い方になるが、一瞬ジュニア小説になったのかと疑いたくなるぐらい謎が子供向けになった第二話の展開の強引さには閉口。自称ライバルはいい具合にキャラ付けが作用してきたが、ミスキャンの子はガヤ以上の効果が全く無い。実写化したりするとよくある、大人の事情で追加されたコネ出演のオリキャラのようだ。2021/06/27
村上達也
0
72025/03/19
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