内容説明
警察庁の警視正・小比類巻祐一は、電車の中で亡くなったはずの妻そっくりの女性黛美羽に遭遇した。その美羽が殺された―。上司の島崎課長からSCISの案件として引き受け、捜査を始めるが―。科学者・最上友紀子と小比類巻警視正率いる警視庁科学犯罪捜査班のメンバーが最先端科学技術が絡んだ怪奇事件に挑む!驚愕の新サイエンスミステリー、第三弾。
著者等紹介
中村啓[ナカムラヒラク]
東京都出身。第7回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し、『霊眼』(宝島社)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rosetta
28
★★★✮✩今作では最上が出しゃばらず良かった。実現可能かどうかはともかく生命科学の最先端を行く技術が山盛りに出てきて興味が広がるきっかけにはなる。クローンを作る、またクローンとして生まれた目的は?意識は脳だけに宿るのか、それ以外の臓器や細胞1つづつが集合的無意識に接続する端末なのではないか?機械や他人の臓器と置き換えればどこから本人ではなくなるのか?クローンに記憶を移せば永遠に生きることになるのか?幾つもの犯罪が起きるがその手口や背景をもっと書き込んで欲しかった。何故そんな事件を起こしたのか納得がいかない2021/01/28
LUNE MER
20
ドラマが面白かったので原作を後追い。図書館の順番待ちの都合で3巻から。コヒ、博士、ハセドンの3名は若干設定の改変はあるものの原作とドラマでイメージギャップはほとんど感じず、ドラマのイメージでスッと入り込めた(逆ではあるけど)。加えて、原作の方ではハセドンの下に個性的な3名のチームメンバーもおり、いずれも魅力的なキャラに感じた。事件の展開もドラマと同じ雰囲気で、ドラマと原作の一方のみが面白いということはなく、両者それぞれの面白さを感じた。2022/08/16
tomtom
16
クローンだらけで怖くなる。何人同じ顔がいるのだろう。カーンが何を企んでいるのか恐ろしい。最上の暴走が少なかったので読みやすかった。2023/05/11
Mie Tange
12
シリーズ3作目。 うーん…なんだかすでに ワンパターン化してきているような(´・ω・) 超最先端技術は面白いんだけど、 同じトコをぐるぐるグルグルしているような…。 次に期待ってカンジです。2024/01/22
もも
7
だんだん都市伝説っぽくなってきました。「人の命」もお金次第?。今でも同じ病気なら、お金をかけられる人の方が寿命が延びそうですが。2022/06/05