内容説明
将軍家毒味役矢背蔵人介は、不忍池の畔で偶然出会った牧田家の妻佐保が、将軍家慶の十男の「御乳持」になったと聞く。しかし、佐保は屍骸で家に戻ってきた。駕籠の下敷きになったという不審な説明に、従者串部とともに背後を調べ始めたところ、己が利得のために弱き者を使い棄てる非道の輩が浮かび上がる―。鬼役が声なき者の恨みを晴らす大好評シリーズ三十弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。花鳥風月を醸し出す筆致の時代小説を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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