内容説明
名同心との誉れ高かった御牧丈右衛門が隠居して二年。十手を受け継いだ文之介は、美味い物と娘の尻ばかり追いかけている。それでも、いざ探索となれば、見立てよく騒動を解決へと導く。年頃の娘が立て続けに殺められた。亡骸には錐でやられたような刺し傷、そして、手には数珠を握らされていた。人懐こく、深情け。若い命が断たれ涙する文之介が、奔走する!
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。’99年、第一回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(『義元謀殺』に改題)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
91
シリーズ1冊目 2020.07発行。字の大きさは…中。 大甘な町奉行所定町廻り同心・御牧文之介の成長物語です。 御牧文之介22才は、父の後を継いで定町廻り同心になって2年の未経験の同心です。その上、気がやさしく、女好きで、何か有るとすぐ涙が出ます。まさに大甘ちゃんです。こんな同心で大丈夫かと思っていると、直属の上司の与力・桑木又兵衛から殺人事件の担当を任されまると、事件を通して成長して行きます。 そして、幼馴染で大好きな、三増屋の一人娘・お春との恋の駆け引きが面白いです。🌿続く→2021/03/21
わたしは元気
4
面白い。サクサク読めて良い。2021/09/11
ばるたん
3
まだ物足りなさを感じる。次号へ。。2021/11/20
猪折
2
当時の着物で女性の胸の大きさがわかるのかな、というか、江戸時代って女性の胸を性的な目で見ていないとどこかで見たような…という所だけ気になった。主人公の話し言葉なんかは時代劇調でとてもすきです。2020/08/21
depo
1
図書館本。シリーズ第1作。解説によると、全18巻あるという。たのしみだ。2023/12/13