内容説明
病院で死を判定された人々が次々に生き返った―。報せを受けた科学者・最上友紀子と警察庁の警視正・小比類巻祐一率いる警視庁科学犯罪捜査班のメンバーは捜査を始める…。一方、他にも、内臓や血が凝固して亡くなる患者が続出し、自分が死んだと思い込む患者が多数現れる。最先端の科学技術が絡んだ怪奇事件の真相とは。衝撃の新サイエンスミステリー第二弾。
著者等紹介
中村啓[ナカムラヒラク]
東京都出身。第7回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し、『霊眼』(宝島社)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rosetta
26
★★✮☆☆こういうキャラクタは読者に「確かにこいつは天才だ!」と思わせないと話が始まらない。その意味でこの作品は失敗していると思う。最上がまるで天才に見えない。先端科学を題材にしてはいるがそれが解決に繋がっているようにも見えない。男性の妊娠、AIロボット、脳内ICチップと面白そうなのに動機は旧態依然。特に最後の話は解決していないし、序章の事件は今後解決されるのか?終わり方と言いシリーズ化を狙っているみたいだが自分はもう読む気がしない。2020/08/19
み
22
う〜ん、一作目より…。三作目は手にしないかなぁ。VRの体験してみたいわ、ロシアンルーレットは、ご遠慮しますがね。2021/02/23
tomtom
15
なぜか天才科学者なのに天才感を感じられない。怪しげな団体が出てきてまだ謎は続くみたいなので次巻を読みたいと思う。2023/05/06
Mie Tange
12
シリーズ2作目。 死後24時間以上経ってから よみがえる死者の謎、 コタール症候群(自分が死んでいると思い込む奇病)が 多発する謎、 がん治療中に急性肺血栓塞栓症で 亡くなる患者の謎。 すっごいのめり込むってカンジじゃないんだけど… いつか本当に起こり得る科学的な部分は面白い。 あと主人公の奥さんの件は気になる(笑)2024/01/19
緋莢
9
担当医師が死亡を確認し、二十四時間以上経過した死体が目を開き、両足で立って、姿を消した。 死因は心筋梗塞、インフルエンザ、肺炎、前立腺がんとバラバラ。小比類巻らSCISの面々は捜査に乗り出すが…3編収録。第一章「よみがえる死者」の担当医師が実は『魁!!男塾』の王大人だった…なんていうことは勿論ありません。まあ、次の第二章「仮想された死」では、「わたしはもう死んでいる」と自ら言う人が出てきて(続く2024/12/10