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出版社内容情報
空海の伝説の虚実を明らかにするとともに、真言宗の教えがなぜこれほどまでに大衆に浸透していったのかをわかりやすく解説する。
内容説明
身近な宗教への疑問をQ&Aでスッキリ解決するシリーズの第3弾。真言宗を開いた「弘法大師」空海は、いまなお書や湧水伝説を通じて広く親しまれている。さらに、霊場・高野山への参詣、四国八十八ヶ所お遍路、加持祈祷などもすべて真言密教に基づく習慣である。これらはどのようにして日本人に浸透していったのか?紐解いていく。
目次
第1章 「空海」の生涯とその教え―早わかり真言宗1 雑部密教と、空海が伝えた純粋密教(空海を生んだ佐伯氏とは、どんな一族?;空海はなぜ仏門に入ったのか?;空海はどんな修行をしたのか? ほか)
第2章 身近な真言宗とその特徴―早わかり真言宗2 檀信徒の基礎知識(本尊と諸尊;お経;真言密教 ほか)
第3章 日本史の中の真言宗―早わかり真言宗3 空海以降の真言宗史(平安時代;平安~鎌倉時代;鎌倉時代 ほか)
資料編 日本人なら知っておきたい空海と真言宗
著者等紹介
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年、米国・サンフランシスコ生まれ。岩手県花巻市で育つ。宗教学者。東北大学文学部インド哲学科卒業。駒澤大学助教授、東北大学助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同所長などを歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ピンガペンギン
13
とても専門書には手が出ない一般人には良い本です。山折哲雄氏の「はじめに」で簡潔に空海の凄さが説明されていた。地方豪族の出であった空海は一族の期待を背負って大学に行くも飽き足らず中退し私度僧と呼ばれる山林修行者の道に。室戸岬での神秘的な体験が有名である。遣唐使船に乗り込む前に中国語をマスターしていたという。日本三筆(知らなかったけど)の一人で、中国で最初に着いた地で密輸船と疑われ、空海の書いた嘆願書の名文のおかげで長安へ。空海の山林修行の拠点は鉱物資源が豊富な大断層の上にあるという。山林修業者と鉱山技術者→2023/01/20
Go Extreme
1
「空海」の生涯とその教え―雑部密教と空海が伝えた純粋密教: 空海を生んだ佐伯氏 なぜ仏門に入ったか どんな修行をしたか どこで大日経と出合ったか 留学費用をどうつくったか 唐から持ち帰ったもの 高野山を平井阿野はいつ 書の達人・文章の達人でもあった 身近な真言宗とその特徴―檀信徒の基礎知識 本尊と諸尊 お経 真言密教 仏壇とおつとめ お寺・遍路 日本史の中の真言宗―空海以降の真言宗史: 平安時代 平安~鎌倉時代 鎌倉時代 鎌倉~室町時代 室町・戦国時代 戦国~江戸時代 江戸時代 明治~平成時代2021/07/31