光文社知恵の森文庫
やわらかな兄 征爾

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334787691
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0173

内容説明

やんちゃで熱心、家族思いで涙もろい。実弟だからこそ描けた世界のマエストロの“やわらかな”素顔。欧州・音楽武者修行中に家族にあてた「ブザンソン指揮者コンクール優勝を知らせる手紙」ほか「戦闘機に追われた戦時下」「カメラが苦手だった子供時代」「初めて振った長い曲・弦楽セレナーデ」など、家族だけが知る逸話も多数収録。名著ついに文庫化。

目次

1(北京の家;戦争の記億;リヤカーで運んだピアノ;金田村からの遠距離通学;ラグビーとピアノ;棒ふりの原点;斎藤先生の猛レッスン)
2(古い大学ノートから;ボクの“芸歴”―千夏ちゃんと越路さん;夢のような旅;AND NOW OZAWA)
3(集中力とリラックス;カラヤンとハリ灸;スポーツマン征爾;真打登場;艾青先生の詩;やわらかな兄)

著者等紹介

小澤幹雄[オザワミキオ]
1937年、小澤家4兄弟の末弟として中国・大連で生まれる。すぐ上の兄は世界的指揮者の小澤征爾。早稲田大学仏文科中退後、俳優、放送タレント、エッセイストとして活躍。主な出演作に「王様と私」「風と共に去りぬ」「放浪記」(東宝芸術座、帝劇)、NHK大河ドラマ「勝海舟」(ジョン万次郎役)など。ラジオ番組「小澤幹雄のやわらかクラシック」(FM東京)ではパーソナリティーを務め好評を博した。現在も講演活動やエッセイ執筆など多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

104
小澤家末弟の俳優・タレント小澤幹雄の征爾に関わるエッセイ集。小澤家が征爾を中心に動いていることがこの書でも伝わって来る。征爾が抜群の理解力・集中力・追及力を持ち、誰とも仲良くなれる分け隔てないやさしさ、包容力に恵まれ、家庭や家族・一族・親戚縁者を大切にする不世出の人格であることが今更ながら理解できる。小澤家の父開作、母さくらが包容力を持って育てた素晴らしい両親であることがその基本的なベースであろう。小澤征爾の評伝、対話集のどれとも同じようにこの本でも彼の人格にブレが見受けられず、十分に納得した。2024/05/11

あんさん

4
小澤先生のストーリーはよく知っているつもりだったが、初めて聞く話も多かった。兄弟仲がよくて実にうらやましい。2020/04/29

あんこ

2
小澤征爾さんの大ファンでご著書や対談も全て拝読しているため、書店で文庫本が発売されてすぐの頃に見かけたときは買わなかった。で、今更購入。定番のエピソードはなく、うきうきしてあっという間に読んでしまった。もっと早く買えばよかった。そう、私は小澤征爾さんのその為人が大好き。2020/03/12

kobayo

0
知ったのは既に巨匠となっていたのでオザワの若き日のエピソードを知るとぐっと親しみがわく人物であることが判る。2019/11/09

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