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内容説明
聖書がわかれば、文学や美術や映画がもっと楽しめ、海外ニュースの背景も、さらに理解が深まるはず。そもそも「旧約」「新約」はなにが違うのか。「バベルの塔」「ノアの箱舟」、本当はどんな物語なのか。キリストはなぜ処刑されたのか…。本書では、常識として知っておきたい聖書のキーワードを漏らさず取り上げ、図解とあらすじで、わかりやすく解説する。
目次
聖書とは何か?
第1部 旧約聖書(神と人類の交渉の始まり;族長たちの伝説;約束の地を目指して;イスラエル王国の誕生;バビロン捕囚への道)
旧約聖書続編
第2部 新約聖書(メシアの誕生;イエスの教えと足跡;イエスの受難物語;使徒とパウロが広めたイエスの福音)
著者等紹介
保坂俊司[ホサカシュンジ]
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。現在、中央大学総合政策学部教授、早稲田大学政治経済学部講師。東方研究会・東方学院講師。専門分野は比較宗教学、インド思想、比較文明論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoru
8
西洋の名画・映画などに登場する旧約・新約聖書のさまざまな場面。もっと体系的に理解したいと思っていた私には有り難い一冊。天地創造、アダムとイブ、族長たち、イスラエル王国とユダ王国の諸王、バビロン捕囚など旧約聖書の解説から、イエスを中心とする新約聖書のエピソードが図解も含め初心者にも分かり易く系統的に綴られています。イエスの起こした癒しや自然を操る奇跡の場所も明示され、12使徒の伝道と殉教も地図で示されて理解しやすい。西洋文化の一つの礎石であるキリスト教理解を助けてくれる一冊です。聖書入門者にお勧め。2018/05/28
まままま
3
我々にとって覚えにくいユダヤ人の名前を憶えやすいように、関係図であったり、地図を使って説明されています。 淡々と聖書に書いてあることを説明しており、宗教的バイアスがないので入門にはよかったと思います。聖おにいさんのギャグがやっと理解できたのも楽しかったです。2017/12/02
ひで
3
世界を理解するにはキリスト教を理解しないといけない・・・というわけで、自分には宗教的知識がほとんど無いので読んでみた。思ったよりも面白く、とりわけ古代史にも興味がでる。一度聖書がどんなものか読んでみたいと思った。2012/01/26
竹生
2
今までなんとなくしか知らなかった聖書の流れを知ることができた。2020/04/19
Soh
1
旧約聖書、新約聖書の物語をわかりやすく説明。人物の相関図が各章に書かれており、理解の大きな一助になる。聖書を読むのは今回が初めてだが、聖書を読むだけでこれほどにも世界が違って見えるのかと感動。聖書の入門書として非常におすすめ。2019/03/18