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内容説明
やめたくてもやめられない―親からの苦しい叫び。著者の長谷川博一氏は1999年に「親子連鎖を断つ会」を設立以来、虐待する親の支援に取り組んでいる。なぜ子どもをうまく愛せないのか。その背後には、当事者自身の少年・少女時代が、両親からの虐待のエピソードで埋め尽くされている、という辛い事実があった。世代連鎖に立ち向かった6人の壮絶な記録に学ぶ。
目次
序章 虐待の世代連鎖の生じ方
第1章 「あんたのせいで苦労する!」―連鎖を知って「怒りの循環」を断った 恵子・27歳
第2章 「子どもをいたぶることをやめられない」―私は鬼畜、死んだほうがいい 里美・36歳
第3章 「許せないのは、好きだから?」―あんな父でも愛されたかった 明枝・31歳
第4章 「私は許さない」―いつも全部私のせいになっていた 康子・40歳
第5章 「絶望の闇から希望の光へ」―開かれたパンドラの箱が閉じるまで 妙子・36歳
第6章 「二つの世代が手をつないだら」―家族とは修復可能なシステム 道代・48歳
終章 虐待の連鎖をどう扱うべきか
著者等紹介
長谷川博一[ハセガワヒロカズ]
1959年愛知県生まれ。東海学院大学人間関係学部心理学科・同大学院人間関係学研究科臨床心理学専攻教授。臨床心理士。専門分野は心理療法、虐待、犯罪心理、青少年問題、人格障害。親の立場から虐待問題にアプローチする「親子連鎖を断つ会」などを主宰。不登校児童へのメンタルフレンド派遣、刑事裁判の心理鑑定も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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