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光文社知恵の森文庫
なぜ偉人たちは教科書から消えたのか―「肖像画」が語る通説破りの日本史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334785338
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0195

内容説明

日本史の教科書から、近年、偉人たちの肖像画が次々に消えつつある。聖徳太子、源頼朝、足利尊氏、西郷隆盛…名だたる有名人の肖像が、実は本人のものではなかったのだ!さらに、本当は醜男だった源義経、酒を呑み肉を食い遊郭通いまでしていた「一休さん」、実は桜吹雪の入れ墨ではなかった遠山金四郎など、通説破りの「偉人たちの真実」が明らかに。

目次

第1章 本人じゃない!?人違いされたままの「肖像画」(聖徳太子―死後百年以上を過ぎて描かれた肖像 教科書から名前も肖像画も消えつつある;後白河上皇―平安末期、写実的な「似顔絵」を奨励 その本人の肖像画も人違い!? ほか)
第2章 イメージ崩壊!?テレビでおなじみ主人公の「仰天素顔」(源義経―「面長くして身短く、色白くして、歯出でたり」 「忍びて通い給いける女房、二十四人とぞ聞こえし」;一休宗純―自殺未遂、酒色、肉食、女犯… その生涯で破戒行為を繰り返した理由 ほか)
第3章 伝説の「肖像画」人物の「謎」を解く(織田信長―「本能寺の変」に注目の新説 「背後に朝廷の強い意思が働いていた」;豊臣秀吉―素性も誕生日も生誕地も不明 出自とその性格が生んだ独特の天下取り戦略 ほか)
第4章 評価ががらりと変わった「肖像画」人物(日野富子―教科書から消えた「応仁の乱の張本人」 「悪女・悪妻」と言われた実像に迫る;徳川綱吉―「天下の悪法」から「画期的社会福祉政策」に変化 「生類憐みの令」の暗君と徳川光圀との確執 ほか)

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
1965年東京都生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。第17回郷土史研究賞優秀賞、第6回NTTトーク大賞優秀賞受賞。現役の高校教師として日本史を教える傍ら、執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

a075

3
数年前にテレビでみてびっくりしたやつ。「聖徳太子」はいなかったらしい、「源頼朝」の絵は別の人、とか。歴史は得意で好きでした。どんどん新しいことが書き込まれていくんだろうなと子供の頃は思ってたけど、そうか。間違えも発見されていくんだな。石田三成はなかなかいいやつっていうのは載ってなかった。新しい教科書がみたいなあ。2009/08/04

本命@ふまにたす

2
歴史人物の「肖像画」を軸に、日本史を捉え直す。かなりざっくりした内容ではあるが、歴史学によって「歴史」が常に更新されていくものであることを理解できる。2021/12/22

zeroset

0
 テレビ番組レベルの内容。2012/05/15

バカハツ五郎

0
底が浅い。もっと掘り下げてほしかった2009/12/06

shigakushi

0
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