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内容説明
「エッセイの類は、学者とか通人とかが披露するもの」―小説に全てを投入した山本周五郎にはエッセイの数が少なく、本書はその貴重な一冊である。数々の名作を生み出したものの見方・考え方を語り、公表された唯一の日記『青べか日記』では、失職、貧困、病苦等々の苦難に耐えながら「絶対に挫けない」と記す。周五郎の素顔、人生・文学観が総覧できる。
目次
小説の効用
歴史か小説か
作品雑感
大衆文学芸術論?
小説の芸術性
「面白さ」の立場から
中島健蔵氏に問う
歴史と文学
歴史的事実と文学的真実
小説と事実〔ほか〕
著者等紹介
山本周五郎[ヤマモトシュウゴロウ]
1903年山梨県生まれ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。’26年『須磨寺附近』が「文藝春秋」に掲載され、文壇デビュー。『日本婦道記』が’43年上半期の直木賞に推されたが、受賞を辞退。’67年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
135
これは山本周五郎のエッセイや書評あるいは日記などをまとめたもので比較的短いものが多く、しかも青べか物語のもととなったような青べか日記も収められています。このような文章などを読むとかなり努力の人だということが良くわかります。またほかの作家の作品もよく読んでおられます。今まではあまり人となりを知ることが少なかったのですがこれで少し片りんはわかります。2016/03/28
tsukamg
1
「小説の効用」は随筆集。テーマは小説についてが多いが、歌舞伎や相撲のことなども書かれている。戦前に書かれた、戦意高揚を目的とした文も収録されている。隠さないのが潔い。「青べか日記」は浦安に住んでいた頃の日記。毎日小説を書く刻苦勉励の日々だが、そうしたことより、この地に暮らしたことそのものの方が、遥かに大きなものを与えてくれたのだと思う。2020/02/10
いちはじめ
1
エッセイや日記、対談などを集めたもの。山本周五郎の創作に対する姿勢が判る。「青べか物語」の舞台のモデルとなった浦安在住時代の日記も貴重な資料だとは思うが、公開を前提としていない文章を読むのは、やはり、ちょっとなぁ……。2009/03/24
寿里子
0
青べか物語を読了し、日記があるというので読んでみた。 最後の河盛好蔵氏との対談、おもしろかった。2019/11/12




