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内容説明
「ぼくをマンガ家に育てた恩人は、なによりも母だった」―医者よりもマンガ家への道を後押ししてくれた「母の肖像」、阪大医学部を卒業後、2度の就職体験をした「サラリーマン落第の記」、アニメに懸けた夢がついえかけた「どん底の季節」…など、人生の曲折を吐露した自伝的エッセイ集。異色マンガ、幻の傑作小説、貴重な未収録エッセイも発掘掲載。
目次
1 ちょっと自伝的(母の肖像;母の昔話 ほか)
2 異色マンガ劇場(やまなし)
3 ちょっといい話(プロフェッショナル;私の健康法 ほか)
4 傑作小説選集(妖蕈譚;太陽の石)
5 未収録エッセイ(Rさん握手を…;豊田有恒さん ほか)
著者等紹介
手塚治虫[テズカオサム]
1928年大阪府豊中市生まれ。’46年『マアチャンの日記帳』でデビュー。以降、『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』などヒット作を多数生み出すとともに、世界中のクリエーターに多大な影響を与える。’89年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KDS
4
手塚治虫のエッセイ集。古書店で発見。この第一巻では主に母親の話や自身の趣味の話、虫プロ倒産時のことなど比較的プライベートな事柄についてのエッセイが収録されている。内容の一コマ漫画が載ってるものもある。さらに漫画作品が一本と、小説が二本収録。漫画は「やまなし」という宮沢賢治の小説を元に描かれた異色作。これはたぶんまだ未読だったと思う。小説が面白くて、「妖蕈譚」に出てくる瓢箪型の蕈(きのこ)は、読み進めるうちにもしや「ヒョウタンツギ」のことなのでは?と思ったらラストページにしっかりイラストが載ってて笑った。2025/05/11
きりだんご⭐️新潮部
1
●ブックオフ2016/07/14
Masa03
0
まぁとりたててファンという訳でないので、内容については何も書くまい。 ただ、この人が居なければ日本の、いや世界の漫画文化というものはおそらく今とは違ったものになっていただろう。 ご本人はスポーツ漫画が理解できなかったり、意外に嫉妬深かったらしいが、そんな人間臭さも、この人の場合は悪印象を与えない。我々の世代が夏目漱石や森鴎外を学んだように、しばらくしたら子供たちは学校でこの人のことを学ぶのかな。2012/11/09
ナジィ
0
エッセイ、漫画、小説と内容盛りだくさん。手塚治虫さんの人となりを垣間見ることが出来る一冊。私は意外と小説が面白かった。2016/11/01
ヒコ。
0
エッセイ・短編マンガ・戯曲・戦時中の日記など、他の本に収録されていない文章を集めたのかな2013/03/18
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