知恵の森文庫 大奥の秘事

高柳 金芳【著】

光文社（2006/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 190p／高さ 15cm
• 商品コード 9784334784553
• NDC分類 210.5
• Cコード C0121

内容説明

将軍のほかは男子禁制、外部と完全に遮断された世界であった江戸城大奥。奥泊・御鈴廊下・新参舞い・しの字・御褥辞退などの、今日では想像も及ばない独特の生活や風習、厳しい規律の中で、『絵島生島事件』のようなスキャンダルが世を騒がせた。徳川十五代を支えた大奥の美女たちの暮らしぶりがわかる。

目次

第１章　大奥の制度（大奥とは；大奥の構造；大奥制度の発展）
第２章　大奥の女中（奥女中の員数；奥女中の職制；奥女中の採用；奥女中の給与；奥女中の名前；奥女中の結髪；奥女中の服装；御主殿）
第３章　大奥の生活（将軍の奥入り；将軍の寝所；将軍の愛妾・側室）
第４章　奥女中の生活と事件（奥女中の生活；奥女中と牛の角（張型）
大奥生活と田舎源氏
大奥の性的行事
大奥艶情事件）

著者等紹介

高柳金芳［タカヤナギカネヨシ］
１９１０年、埼玉県川越市に生まれる。’３１年、明治大学政治経済学部卒業。会社生活のかたわら、近代史に関する研究と執筆を続ける。’８５年５月没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[カラヤ３]

大所帯であることからいろいろな役割と位があることがわかったし、それぞれの位に応じてのお手当もわかった。こうしてみると維持費が大変だったなと思う。上位の彼女たちは一生働きで寺参りぐらいしか外出できないというのは知らなかった。

2021/01/29

[うりゃりん]

全く面白くない。できの悪い学生が、資料だけたくさん集めてきて、そのまま書き写したレポートって感じ。注釈つきでもいいので、もっと今の言葉でわかりやすく書いて欲しかった。また、タイトルの「秘事」で気づくべきだったが、後半はほとんど男関係のスキャンダル。もっと大奥ならではの行事について知りたかったのになぁ。

2012/02/23

[小町]

入門書として楽しく読めました。 衣装が大好きな私は、髪型が絵付きで解説されていたのが嬉しい。

2007/01/07