- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 雑学文庫
- > 光文社 知恵の森文庫
出版社内容情報
十字軍、コロンブス、スターリン・・・歴史上の大人物も、あなたと同じ等身大の人間。教科書の歴史なんて、つまらない。本当の歴史とは稗史にあり!
内容説明
ならず者集団だった十字軍。賞金を横取りしたコロンブス。新大陸で泥棒から始めたピルグリム・ファーザーズ。独ソ戦緒戦の惨状にオロオロと歩き回り、軍事的無能をさらしたスターリン、など、歴史上の大人物も、あなたと同じ等身大の人間。教科書の中の歴史なんて、つまらない。本当の歴史とは稗史にあり。
目次
序章 いわば、一年の最後の日に登場したヒトの物語
第1章 忘れられていた偉大な古代文明(始源~西暦元年)
第2章 ヨーロッパを再編した宗教と民族大移動(一世紀~九世紀)
第3章 大航海時代が世界にもたらした悲劇(一〇世紀~一九世紀)
第4章 二〇世紀は大戦と大量殺戮に震えた(二〇世紀)
終章 真実は稗史にあり
著者等紹介
山本茂[ヤマモトシゲル]
1937年、北海道生まれ。北海道大学農学部卒。毎日新聞社(東京)社会部記者、「サンデー毎日」編集次長を経て、ノンフィクション作家として独立。1996年から9年間、九州女子大学教授として日本社会文化論、日本語表現法などを担当する。現在、埼玉県所沢市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がっち
3
いい雑学本。高校までならっていた歴史はある側面からしか語られないから嫌いである。一人の人間に対していろいろなエピソードがあるはずなのに、語られないのはもったいない。この点この手の本は裏側が見れるから楽しい。2012/01/01
ほしけも
1
皮肉っぽい語り口が小気味いい。
naoto
0
著者の独断と偏見による、歴史本。世界史から日本史まで、その知識の豊富さで一見奇抜な説も納得いく理屈がある。「倭国」は九州にあり、「日本」は畿内にあった説が一番興味深いかな。2013/08/12
しゃいる
0
毒の入った歴史雑学本。日本擁護はともかく、どうしてそこまで西洋やらを皮肉るんだろうか。あとがきではいい人そうなんだけど。2006/05/19
フミエルカ
0
事実は小説より奇なり(本当に事実であるならばの話しだが)。本書を読んでいると、ああ、さもありなん。とか、変に納得しかけたりする。特にいささかゲンナリしたのは、329ページの「日本の原案だった捕虜連行」で、敗戦直後の満州にいた約60万人の日本人をシベリアに抑留し、強制労働に使役したという事実。ハーグ条約第20条に違反する犯罪だが、なんとこれをソ連にすすめたのは、敗戦直前の日本政府だというのだ。ソ連に和平仲介を要請する見返りとして。・・・他にも色々面白い。学校の副読本にしたらいかがでしょう?
-
- 和書
- 中井広恵の実戦次の一手