知恵の森文庫
招き猫は何を招いているのか―日本人と開運縁起物の世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334784034
  • NDC分類 387
  • Cコード C0121

内容説明

「招き猫」「飾り熊手」「七福神」「絵馬」「だるま」「福助」…。日本人なら誰もが知っている開運縁起物の数々。生活にとけ込んだ「ご利益がいただける」縁起物の多さでは、日本は世界に例を見ない国である。ひっそりと、しかし確かな存在感を主張している開運縁起物たちの実像と背景に迫り、なぜ福を呼び込めるのか、その謎を解読する。

目次

第1部 日本人と福神信仰(現世ご利益の信仰;縁起かつぎの背景;路傍の神々;郷土玩具の謎と背景)
第2部 ニッポン縁起物づくし(招き猫;開運だるま;福助;福狸;絵馬 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

氷柱

4
627作目。10月5日から。縁起物についての解説がされている作品。招き猫以外にもだるまや福助をはじめとして、仙台四朗や縁起熊手、さらにはトピックとしてではないけれど高砂にも言及されていてその取材の細かさに驚かされた。ひとつひとつの項の冒頭に簡単な前置きのようなものが配置されていて、軽い読み物を気楽な気持ちで読ませてもらえるような工夫も心地良いが、中身はしっかりしたものになっているので受ける印象以上に情報が詰まっている。2020/10/07

ともとも

0
本題に入る前に、現世利益や縁起かつぎについてかなり詳しく丁寧に解説されています。 雑誌記事のように宣伝目的で面白おかしく採り上げているのではなく、著者自身の素朴な疑問に対して真面目に自問自答している姿勢に好感が持てます。 特に開運だるまと七福神に関しては簡潔で分かりやすい。 採り上げた題材はどれも民間伝承により伝播したものなので、由来を「これだ!」と断言できるものではないはずです。 「ふむふむ…」と珍しい資料を味わいながら、おぼろげに背景が見えてくる。そんな楽しみ方が好いでしょうね。2013/01/03

チェブラリー

0
家にある縁起物の意味を知りたい方にお勧めです。2009/11/15

shiki

0
軽い文章で非常に読みやすかった。 招き猫や福助、ビリケンさんなど縁起物と呼ばれるのものたちが、なぜ福の神として扱われるようになったのかという成り立ちについて、さらっと学べる。2018/12/01

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