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内容説明
甲賀流忍術の師の許に弟子入りし、兄弟子である「忍者犬」と共に過ごしたユーモラスな少年時代。中国武術の基礎を学んだ青年時代。やがて、中国、深山幽谷の地に入り、「仙人」の許で厳しい修行を積み、さらには日本人として唯一、内家拳とよばれる中国武術を極めることになる。歩んできた奇想天外な半生と、今尚続く修行の道程を綴る。
目次
序 仙術と出逢いを求めて
第1章 忍術修行篇(忍者少年、誕生す;修行生活;犬小屋の居候;山に抱かれて;古武術修行)
第2章 仙術修行篇(内家拳との出逢い;逆転する拳理;中学、高校生活;猛暑の街、拳法ビル;内家拳の源流を求めて)
第3章 内家拳篇(押し掛け弟子ふたたび;子守と修行;練習風景;仕事と武術;戦場の軍事教練)
終章 今も続く旅
著者等紹介
程聖龍[テイセイリュウ]
山梨県出身。幼少より甲賀流忍術の師のもとで暮らし、長年にわたり台湾、香港、中国本土において中国武術・内家拳、および仙術の修行を行う。内家拳八卦掌においては、日本人唯一の武門四代目を継承し、程聖龍の名を受ける。東京をはじめ世界各地で中国武術の指導を行う第一人者。程聖龍国術舘舘長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ROOM 237
13
常々死後はアメリカで土葬のちゾンビ、もしくはヨーロッパでドラキュラになりたくて死活してるけど、中国山奥で仙人という選択枠も魅力的。でも仙人は迷惑系じゃないから死後も修行でのんびりできないのかなァ。著者がなぜか忍者修行することになったのは百歩譲って良しとしよう、だけど兄弟子が手厳しい犬なのはなぜなのw 犯罪まがいな手裏剣の作り方とか仙人と1ミリも関係なくて笑う。忍術〜中国武術〜仙術修行の流れが自然だから著者は死後仙人確定ですわね。それにはやっぱりまずは土葬、死活にユンボ免許取得も追加…と。2023/02/02
sababanana
3
再読の再読の……何度も読む。楽しすぎ。2014/06/11
ワタナベ読書愛
0
2005年文庫本。2000年刊行。幼少期には忍者犬と甲賀流忍術の授業をし、合気道、八卦掌など武術を学び続け、中国の仙人に会い仙術も教わり、現代社会では営業職をして各地に自動販売機を設置する。漫画や作り話ではなく、実体験。この本は、信じる・信じないなど野暮なことは抜きにして、壮絶な修行の疑似体験ができる楽しさがある。極限状態における心の動きや、体の機能の変化をリアルに感じられ、私も仙人になったきがしちゃった♡武術の達人は、無用な争いを避け、かつ、自分の探求する道に容赦なく夢中になれる人だと思った。すごいよ~2025/03/05