知恵の森文庫
オサムシに伝えて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334782085
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

内容説明

東京・富士見台。父はアニメーション制作の夢のために、広大な土地に新居を建てた―。長女が語る父・手塚治虫の素顔、有名人の娘としての葛藤。やがて、成長した娘は結婚を望み、家を出ようと決意。猛反対の母。だが、父は秘かに支援してくれた。その後、父は再入院、娘は母から父の癌を知らされる…。胸を震わせる感動の物語。

目次

最初の育った大きな家
蛙の子は蛙
お転婆ウラン
名前の由来
マコとチーコ
我が家は映画館
父とクリスマス
赤玉ワインにゴーゴー
北風は冷たく雪を運ぶ
絵を描く楽しみ〔ほか〕

著者等紹介

手塚るみ子[テズカルミコ]
1964年4月30日、漫画家・手塚治虫の長女として生まれる。成蹊大学卒業後、広告代理店に入社。父の死を契機に独立し、手塚作品をもとにした企画のプロデュースを開始する。展覧会「私のアトム展」・CD「ATOM KIDS」の企画制作、ABCラジオ「EARTH DREAMING~ガラスの地球を救え」パーソナリティなど、幅広く活動。2003年4月7日の鉄腕アトム“誕生”を機に、自主レーベル「MUSIC ROBITA」よりCD「Electric‐Brain feat.ASTRO BOY」発表。プランニング・プロデューサー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichigomonogatari

2
再読。今まで知らなかった手塚家の様子が少しわかり興味深かかった。手塚氏はとにかく忙しいというイメージがあるけれど、そんな中で子供たちの話もちゃんと聞き、家族の要として大きな存在感があったのだ。るみ子さんがある日みた、妻に膝枕してもらっている父親の話がいいな。2020/07/18

スプリント

1
家族からみた等身大の手塚治虫が語られています。著者の人柄によるところもあるのでしょうが子煩悩な(娘のワガママに振り回される)姿が描かれています。本筋とは関係ありませんが所謂業界のコネや人脈というものがあるのだなぁと感じました。2014/01/17

たかっち

1
忙しいお父さんだったのね。2010/08/22

ryuetto

1
一つ感じたのは、彼女は、手塚先生の娘かも知れないが、手塚ファンではなかったんだなあ、ということ。彼女の文章からは、いわゆるオタク臭さが全然なくて、ごくごく普通の一般人女性という感じがする。漫画にもアニメにもそんなに興味がなさそうで、思い出の中にほとんど出てこない。「うちの父って、そんなにすごいの?」と、大人になってからびっくりしている程だから。結局、彼女にとっては手塚治虫は、ただの気のいいお父さんでしかないんだなあ。と思って、少し残念だった。2009/02/07

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