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内容説明
奇酒、非合法酒、幻の名酒―噂を聞きつければどこまでも。あるときはバンコクの怪しい裏通りへ、またあるときは人里離れたメコンの奥地へ、ひたすらウマい酒を求めて女二人の珍道中。ひとたび酒を酌み交わせば、見知らぬ人ともたちまち心が通う。なぜか懐かしい東南アジアの人と風物を描いて、「酔っぱライター」の面目躍如。
目次
タイ編(バンコク―タニヤ通りの怪しい夜;ランパーン―薬酒ラオ・ヤードンのつまみはウジだった;チェンラーイ―非合法酒ラオ・カーオとご対面;スコータイ―激ウマ!幻の酒ラオ・トゥラン)
ラオス編(ヴィエンチャン―ビール党もびっくり!ラオス・ビールはウマい;ルアンパバーン―メコンの民の酒ラオ・ラーオの里へ;ヴィエンチャン再び―ラオス人は男も女も飲むのだ)
ベトナム編(ハノイ―ばあちゃんの地酒は田舎の味がした;ホーチミン市―サイゴン・ビールで乾杯!)
著者等紹介
江口まゆみ[エグチマユミ]
酒紀行家。「酔っぱライター」として世界の地酒を飲み歩く旅をライフワークとし、酒飲みの視点から、酒、食、旅に関するルポやエッセイを手がける。SSI認定利き酒師。JCBA認定ビアテイスター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
5
タイ、ラオス、ベトナムへ地酒を訪ねにいった女性二人の酒紀行。かなりあぶらっかしいものの、楽しい感じの文章に一気読み。2016/12/09
Hong Kong @新潮部2025
3
なんだか、違う作家さん()でも似たような冒険旅行を読んだ気がする。節約して、安宿に泊まり、移動でたくさん歩いて、現地の食べ物を食べ、、、。表現(語り方口調?)まで似ている。((笑))この頃(1995)は英語も日本語も通じないけど、携帯電話で手軽に調べながら旅をする今では、こんな風に行き当たりばったりにならず、旅の面白さも半減するのかもしれないな。2017/07/14
あぽ
0
密造酒…いや、地酒を求めて旅をする女子二人。テンポとノリのいい文章であっという間に読めてしまう。読んでいてたのしくなれる本でした。2011/07/19
かたず
0
よく考えてみると、酒のほうから「飲んでくれ」と言ってやって来たフシもあった。2011/06/04
tomo
0
タイ、ラオス、ベトナムでおもに現地の地酒を求めて旅をする話。東南アジアでも辺鄙な場所まで出かけていって、村人と酒をきっかけに交流していく様は、女性二人旅とは思えないほどにパワフルで積極的。かなり古い本なのだが、普通に楽しめた。2010/01/23