知恵の森文庫 水物語 〈１〉

内田春菊

光文社（2000/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 190p／高さ 15cm
• 商品コード 9784334780395
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[更紗蝦]

「自分は女の扱いが上手い」と勘違いしている男・村上を主人公にした物語。周りの人達から図星を突かれまくっていながら自分の心理がバレバレであることに全く気付かず、妻に女遊びがバレれば逆ギレする最低な男なのですが、「クズな男」をあたかも「イイ男」のように錯覚させる手腕はさすが内田春菊です。ヒロインのアヤも「図星を突きまくっている人達」の一人なのに村上が気を悪くしないのは、アヤの若さに免じているだけであり、先輩ホステスの智秋の「若きゃなんでもいいのよ」という指摘は的確なのですが、村上はアホなので自覚していません。

2015/03/05

[神城冥†]

主人公？の村上といい、ろくな男が出てこない。なぜ、こんな男に惹かれたんだろ、アヤは。村上は正論づいてるけど、自分だって自分勝手などうしようもない男って気づいてないとこが痛い。そりゃ奥さんだって病んじゃうだろ。この先、可愛い美弥ちゃんが不幸になんなきゃいいなぁ。

2014/02/22

[読み人知らず]

お父さんが身勝手な出だしだ。

2007/04/21

[ellamai]

感想は最終巻で。

2020/08/21