出版社内容情報
新品川署ストーカー犯罪対策室(SOS)に事件が舞い込む。ベストセラー連発の著者が放つ社会派ミステリー!
内容説明
白井有梨にメールを送り続けていたストーカーは死亡し、事態は解決したと思われた。だが、「S」からのメールは止まらなかった。死んだのは「S」ではなかったのか!?依然正体のわからない「S」は、いったい何者なのか?新たにSCSに加わった岸川は、有梨の事件に関して何かを調べているようだが…。衝撃の真相まで一気読み!!
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京生まれ。成蹊大学卒。出版社勤務を経て2001年『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞してデビュー。’07年『シャーロック・ホームズと賢者の石』で第30回日本シャーロック・ホームズ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
80
ほうほうほう、そう来ましたか。さすが「リカ」でお馴染み五十嵐先生はこういうの上手いですね。途中ちょっとクドく感じてしまう描写もありましたが、各章の解決シーンは面白かった。ドラマ化したら面白そうですね〜2022/11/20
のんちゃん
37
新品川署のストーカー犯罪対策室の女性刑事白井有梨は、自身のストーカーと目される人間が死亡し、その件は解決したと一度は認識したが、ストーカーSからのストーキングは止まなかった。対策室に持ち込まれる相談、事件と並行して有梨自身の懸案の捜査も進む中、事態は急変する。Sの正体が知りたく深夜迄、一気読み。今回は珍しく犯人的中❗️今回、感じた事だが、ストーカーになる人って心のアンテナが敏感な人が多い気がした。私はあんまり他人様にも興味が薄いので、ストーカーになる要素は少ないかなと変なところで安心した(^o^)2021/09/20
mayu
32
いやぁ怖っ。ストーカーというのは普通の状態では考えもつかない行動を取り、それを成し遂げてしまう。何をするかわからない恐怖にハラハラドキドキさせられる。'S'は誰なのか、SCSに所属する誰もが怪しいと思わせる描写に翻弄されて、もどかしさを抱えて先が気になって一気読み。すっきり終わらぬ感じもなんだか不穏。ストーカーされる側も心当たりが無いと言う人も多く、本当にとこで誰がストーカー化するかわからないんだなと恐怖を感じた。執着心と執念深さ、それを愛だと思っていたりもするストーカーの恐ろしさに溢れた一冊だった。2022/09/01
ココ(coco)
29
☆ ☆ ☆ストーカーSの正体が知りたいがばかりに先を急ぐように読み進めました。全く予想がつかず、やはりあっという人物がSでした。なんか続編も出そうな終わり方だったのですが、リカシリーズにはかないません。今後はリカシリーズの続編を期待しながら待ちます。2020/03/07
おぬち
27
Sの正体が気になって一気読みでした。まさかというかやはりと言うか犯人はびっくりしなかったけどやっぱ奇妙さがね、やばい怖い感があるよね。ストーカーも昔みたいに王道ではなく、現代に合わせて進化してるなーと思った2020/01/31