内容説明
彼女は自分の名前も、どこにいるのかも分からなかった。目の前には「博多食堂」と書かれた暖簾がかかる。店にいた男性は、「迷子さんたちの案内人」で、自身も自分探しをしている最中だという。分かっているのは、うつしよで生死を彷徨うなにかが起こっているということだけ―。案内人・山田の料理が彼女の気持ちをほぐし、記憶が徐々に蘇ってくるが…。
著者等紹介
篠宮あすか[シノミヤアスカ]
福岡生まれ。スマホ小説サイトエブリスタ内のコンテストにて準大賞を受賞し、2015年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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