内容説明
大学生・茶谷は、結婚式場でのバイト中、美しい花嫁・眉子に一目惚れをした。彼女を分かってあげられるのは僕だけだからと、夫の会社に潜り込んで近づいていく。しかし、人を喜ばせることに依存して生きる眉子には、その過剰な自意識すら満たすべき対象となっていた―。過去の記憶も呼び起こし、思いのすれ違いが生んだひずみは、―暴走を始める。
著者等紹介
朝倉かすみ[アサクラカスミ]
1960年生まれ。2003年、「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞、’04年、「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞受賞。’09年に『田村はまだか』で第30回吉川英治文学新人賞を受賞。’17年、『満潮』で第30回山本周五郎賞候補、’19年、『平場の月』で第32回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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