内容説明
バー“森へ抜ける道”の酒のつまみは難事件。パン屋を営む夫婦の妻が何者かに殺されたが、関係者は皆アリバイがあったり、動機がなかったり。一体誰が殺害を!?(表題作)。ウィスキーを片手にしたおじさんたちの他愛ないトークをスルーし、名探偵・桜川東子は宝塚ファン顔負けの知識でもって華麗な推理を繰り広げる。新たな登場人物も加わり、さらに賑わう人気シリーズ第六弾!
著者等紹介
鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。傑作・怪作・奇作・話題作を連発する、本格界随一のトリック・スター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッちゃま
21
う〜ん…バーのマスターと常連客が事件について話し合い、それを聞いた美女探偵が作品テーマごとに(今回は宝塚)テーマの新説と事件の真相を提示するのが楽しいシリーズ。なにせ舞台はバー。酔った勢いのジョークもあれば(マスターに酔いは関係無いような)馬鹿話に脱線も楽しみの1つ。でも、う〜ん、なんだろう、いい意味で軽く読めて好きなシリーズだったんだけど、いや、軽くは読めたんだけど、もう謎解きの部分は真面目に考えちゃ溜め息出ちゃうし、まあ〜それがバーでの会話感ではあるんだろうけど、もういいかなぁ〜が僕の感想です(苦笑)2019/08/07
coco夏ko10角
20
シリーズ第6弾。今巻では宝塚を。他作品で登場した渡辺みさと刑事と植田刑事もお店に。今回は4話だけと思ったら1話ずつ減っていってるのね、それで第9弾では長編・最終巻になるんだ。2021/03/14
誰かのプリン
18
今回は、宝塚を中心に話が盛り上がりますがその知識がなくとも楽しめる本です。漫画の話になったり事件の謎解きに脱線しますが、マスターとヤクドシトリオの絡みも楽しめる。2020/04/12
きょん
12
惰性で買ってますが、与太話が多すぎて事件の内容が入ってこないし、推理というより思い付きで意外性もないので読むのが辛くなってきました。最初の頃は面白かったのに。2019/06/17
agtk
5
今登録しようとして、単行本で読んでいたことがわかった。前回読んだ記憶がまったくない。今回も与太話だけが印象に残り、肝心のミステリの部分が頭に入ってこない。マスターがうるさすぎる。この本シリーズもあと3作とのことだが、次回もこの調子なのだろうか。東子さんは好きなんだけどな。2019/06/30
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