光文社文庫<br> 波風

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光文社文庫
波風

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334778620
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

友人の美樹から「一生に一度きり」と頼まれ、朋子はある旅に付き添うことに。お互い看護師、三十代半ば。美樹が旅先で打ち明けた、この先後悔しないための決断とは?(表題作)母親の再婚によって居場所を失った姉弟。二人を引き取ったのは動物園の飼育員のマア子おばさんだった。(「月夜のディナー」)波乱含みの風が問う家族、夫婦、友情の形。爽やかに心揺さぶる七編。

著者等紹介

藤岡陽子[フジオカヨウコ]
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大留学。慈恵看護専門学校卒業。2006年「結い言」が宮本輝氏選考の北日本文学賞の選奨を受ける。’09年、看護学校が舞台の長編小説『いつまでも白い羽根』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

110
約9年ぶりの再読です。前回同様、やっぱり7編の中でもぶっちぎりで『テンの手』が大好きです。北海道はオホーツク佐呂間を舞台に綴られる高校球児の物語ですが、とにかく胸がアツくなります。自分が住んでる町の隣町なだけに余計に感情移入してしまうのかもしれませんが。他の6編は正直、ほとんど忘れてしまっていた話が多く、いい意味で新鮮なキモチで読めました。家族、夫婦、そして友情の様々なあり方をさらっと爽やかに綴る藤岡さん、さすがですね。また時を経て再び読みたくなるステキな短編集でした。『テンの手』だけ読んじゃうかも。2024/01/31

しいたけ

110
優しく温かい、小さな鉢植えの花を7つ渡された気持ちで読み終える。7編に順位はつけられない。どの話にも、心の哀しい穴や欠けを、柔らかな土でそっと埋めようとする人が描かれる。土に包まれていた種子が芽を出し、やがて蕾となる。蕾で終わるその余韻が、私の胸で希望という名の花となる。2019/06/20

ふう

84
7話の短編集。ささやかな幸せにさえなかなか手が届かない、手を差し出すことさえためらってしまう…。心の中に悲しみや傷を抱えて、それでも誰かを憎むこともなく静かに生きる人々の物語です。不遇に見える彼らに幸せになってほしいと思うけど、多分本当は彼らの方が強いのかもしれません。欲張らなければ、どんなに小さな幸せでもとても大切なものだと思える強さ。隣にいる人の悲しみをそっと受けとめられる強さ。「鬼灯」「真昼の月」がとくに心に残りました。2021/02/13

のり

69
7話からなる短編集。日常生活においてありそうな話が多かった。個人的ですが。経験も聞いた事もないけど身近に感じた。改めて人の縁というのは大事だ。多くなくても良い。一人でもいてくれたら人生は開ける。寄り添ってくれる人・寄り添う相手を大事にしたい。「日夜のディナー」「結い言」が特に好みだった。2025/02/27

はつばあば

63
藤岡さんの本は性根を据えて読まないとあかんのを忘れてました。波風・鬼灯・月夜のディナー。ここまではスルスルとまるで他人事のように読めたのですが、テンの手の途中で一気に挫折に至るところでした。ここを読まねば!と3日かかりました。若い人の夢と希望を打ち砕く災難、それを乗り越えるのにどれだけ涙を流されたことかと。学生時代から障害者に関わったボランティア活動。産まれた時は普通の子、それから数年で病気になったり事故に遭い切断を余儀なくされて義手・義足を。皆さん子供ながらに堂々とされていましたが辛かっただろうと・・2023/08/30

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