内容説明
順風満帆とも、波瀾万丈ともいえない人生。出張へ向かう新幹線で受けた一本の電話から、すべてが狂い始める。息子に、覚せい剤を使った疑いがあるという。警察に追われる次男、意外な姿を見せる長男、そして―ある秘密を抱える妻。次々と災厄が降り注ぐなか、中年にさしかかった男に家族の意味が問われる。この時代に生きるすべての人へ贈る、著者渾身の一作。
著者等紹介
山本譲司[ヤマモトジョウジ]
1962年、北海道生まれ、佐賀県育ち。早稲田大学卒業。東京都議会議員、衆議院議員を務める。2000年、秘書給与詐取事件を起こし、翌年、1年6月の一審判決を受け服役。’03年、433日間の獄中生活を綴った手記『獄窓記』を出版。同書が新潮ドキュメント賞を受賞。’12年、ノンフィクションでは書き尽くせなかったすべてを『覚醒(上下)』に描き、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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