内容説明
奇想天外な発想。ドキドキする展開。絶妙なオチ。ブラックな笑いや心あたたまる結末―。小さな物語たちには無限の可能性が秘められています。どうぞ、新たな扉を開けてください。思いもかけなかった別世界への冒険の旅が待ち受けています。きっと繰り返し読みたくなるお気に入りが見つかるはず。そして、次はあなたもぜひ創作にチャレンジしてくださいね。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるほ
41
先月第1巻を再読したのを期に、第2巻を手にしました。▼プロ・セミプロ・アマチュアの様々な作者による30編のショートショートのアンソロジー。▼第1巻から続けて読んでみると、プロの作家の力量の違いを感じされられます。いいネタであってもオチが予想できてしまったり、予想外に展開しようとするあまり、オチで回収しきれなくなっていたり…。改めて星新一氏のケタ違いの凄さを認識しました。星氏の弟子である江坂さんの作品は師匠譲りのクオリティでした。▼総じてつまらなくはないのですが、強い印象をに残すものもあまりなかったです…。2022/10/16
うさっち
17
不思議系の話が多く、よくわからないものもありましたが気軽にサラッと読めるのが良いです。ちょっぴりブラックな「鏡」「林檎」が好き。2022/11/30
ひろみ
14
この本は30人の方が書いたショートショートで構成されています。ショートショートって「小説の中でも特に短い作品」のことなんですね。現実ではほぼない話(ファンタジー?)がほとんどでした。よくわからなくて飛ばした話もありますが、私が好きになったのは、「解き放たれるまで」、「鍼」、「てのひらの映画館」です。「解き放たれるまで」は一番没入して読めました。 現実ではない話は好きですが、それでも読んでいて違和感を持つ話と持たない話の違いは何なのでしょう?2022/04/18
本命@ふまにたす
5
様々なショートショート作品を収録した一冊。ショートショートというには少しだけ長く感じる作品が収められているが、ゆるく「ショートショート」という言葉でくくっているがゆえの作品の多様性が魅力的。2022/09/20
ひょろ
5
宝箱Iでも自分の好みだった子狐裕介氏の「街針」がノスタルジックでいい話だった。 その直後の「うどんとおんな」はぞっとするものがある。 「風の宿」は悲しいけど温かい話。 加門七海氏の「提灯釣り」は「物語のルミナリエ」の収録されているときから心に刺さった。加門氏のスタンスを表す話。 江坂遊氏の「魔法の絨毯」はそう来たかとうならせる。流石。2019/05/10