出版社内容情報
絵空ハル[エソラ ハル]
著・文・その他
内容説明
神楽坂愛里は東央大学大学院に通うリケジョ。何よりも努力を尊び、ノーベル賞を目指して道を切り拓いてきた。ある日、同じ研究室の福豊颯太が実験に使うラットが集団死した。感染症の疑いに周りが騒然とする中、真相を突き止めようと、立ち入り禁止の現場に潜り込む…!踏みにじられた努力と、奪われた命に報いるため、科学を愛する愛里が推理する!
著者等紹介
絵空ハル[エゾラハル]
埼玉県出身。エブリスタに掲載された本作でデビュー。東北大学大学院農学研究科修士課程修了。現在も企業で食品の研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ami*15
52
読了&レビュー500冊目。ジャケ買いですが、理系知識が面白く、聞き慣れない言葉があっても説明が凄くわかりやすくて予想以上に楽しめました。街中で見た数字から素数を連想してしまうなど、リケジョならではの見方を持つ愛里。彼女がもし身近にいたらやりとりが面倒な時もあるかもしれないが、一方で愛里と仲良くなったらどんな世界が見れるのだろうかとふと想像してしまった。またひとりでも自分が満足できることがある人こそ本当の“リア充”ではないのか?という恵美の考え方がとても前向きで素敵なものだなと思いました。次作も期待です。2019/02/06
ソラ
22
読みやすかったなぁというのが第一印象。キャラがポップな感じとは裏腹にわりと後味悪い話。そこもライトな感じでよかったんじゃないかなぁとか2019/01/25
なな
21
表紙イラストからライトミステリーかと思いきや、殺人事件も起きる、謎解きものとしては、しっかりした科学ミステリー。ただ、リケジョ愛里や不幸体質、颯太のキャラクターが物語を軽い印象にしてしまうのが良いのか悪いのか。犯人の身勝手な犯行には憤りを感じました。読みやすくサクサク進むのは良いです。続編も出てるようなので探してみようと思います。2020/05/13
しぇん
19
参考文献なんだこれ…と関係ない事がきになったり。才能より努力が重要な事をノーベル賞をとって証明したいリケジョ(占いは信じる)。と不幸体質の学生が巻き込まれる事件簿。些細な謎系かとおもってましたがささやかな事件ではなかったです。あと終わってても問題ないですが続いてるようですね2019/01/13
イーダ
16
表紙の絵師さんが好きなので買ってみましたw 思ったより面白かった。というと失礼なんですが、愛里さん、好みだなー。こういうリケジョも良いものです学生のうちは「努力する事」に意味がある。確かにそういう一面はありますが、社会に出る予行演習でもあるとは思います。。トリックも良かった。ラットさんがちょっとかわいそう。2019/02/21
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