出版社内容情報
岡本さとる[オカモト サトル]
著・文・その他
内容説明
「薙刀を見事に遣える女子を捜すのじゃ」―。将軍徳川家斉から公儀武芸帖編纂所頭取・新宮鷹之介に命が下る。しかし、男の武芸者には通じていても、女子で薙刀の名手には心当たりのない鷹之介。編纂方の武芸者二人の助で調べ始め、苦難の末に薙刀を遣う女武芸者に辿り着いたところ、鷹之介が事件に巻き込まれる。笑いあり涙あり、爽快な待望の人気シリーズ第三弾。
著者等紹介
岡本さとる[オカモトサトル]
1961年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社90周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に『浪華騒擾記』が入選。以後、演劇制作や舞台の脚本、『水戸黄門』等のテレビ脚本を数多く手掛ける。2010年、『取次屋栄三』で小説デビュー。以来、人の情を深く描き、江戸情緒を鮮やかに再現する作風と爽快な剣戟などの魅力の詰まった作品で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
102
若鷹武芸帖「姫の一分」3巻。公儀武芸帖編纂所頭取新宮鷹之介、家斉からの使命は薙刀を仕える女子しかも若くて生きの良い女武芸者別式女、だんだんと若鷹さんも成長していますね、ますます面白くなってきました。2019/02/18
ベルるるる
24
シリーズ3作目は薙刀。主人公の若く純真な鷹之介を支えるのは、世間の荒波にもまれて生きてきた中年浪人二人と、主人公が子供の時から仕えてきた老臣の松之丞。この組み合わせが素晴らしい。続きが早く読みたいな~。2019/04/22
ドナルド@灯れ松明の火
14
武芸帖三作目は薙刀。後継者なく取り潰しになった大名の娘鈴姫が薙刀の名手と聞き、鷹之助達の多くの苦労の末因縁を解決。説得した鈴姫を大奥の別式女とし武芸指南に当たるのであった。 お薦め 2020/08/26
よしぜん
7
★★★★ シリーズ第三弾。今度は 薙刀を遣える女子を探すことに。町道場の雰囲気、改易された元藩士たちの生活といった時代の生活の中、公儀武芸帳編纂所の三人が人情味豊かに関係していく。 読後は心が温かくなるシリーズである。2019/03/31
ニッキー
7
ますます面白くなって来ました。 メンバーも徐々にに増えて来て、ますます人の繋がりが増して来たような。今回は、薙刀。 女芸者、女武芸者。鷹之介の恋の相手も気になるところ。2018/11/17