出版社内容情報
藤井邦夫[フジイ クニオ]
著・文・その他
内容説明
深手を負って公事宿巴屋の主に助けられた一人の男。過去の記憶を失ったその男は日暮左近と名付けられ、助けられた巴屋で出入物吟味人となった。その巴屋に、店を騙し取られたと公事の訴えが持ち込まれた。裏には、幕府転覆を企てた謀叛人・由井正雪が隠した数万両の軍資金の噂が。はたして埋蔵金の在り処は―。藤井邦夫の代表シリーズ、五カ月連続刊行第一弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。テレビドラマの脚本家、監督として活躍後、時代小説家としてデビューし、一躍人気作家となる。その巧みなストーリーには定評があり、多くの読者を魅了している。主なシリーズに、「御刀番 左京之介」シリーズなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
84
日暮左近事件帖「正雪の埋蔵金」1巻。以前に読んだ日暮左近事件帖 陽炎斬刃剣の改題。公事宿の主に命を救われたが過去の記憶を失った左近、出入物吟味人として巴屋で働くことに。刺客に命を狙われたり、公事宿の仕事で事件に巻き込まれ命を狙われたりする息つく暇も無い剣劇中心の物語です。 2018/10/30
asky0084
1
★★★☆☆2019/07/27
ekoeko
1
シリーズ1巻目。日暮左近が出入物吟味人となる始まりの物語。男を食い殺す女・志乃がある意味潔い。志乃の嫁ぎ先の堀田の用人・高田老人の肝の据わった態度もよかった。駿府脱出作戦は清々しい。2019/04/15