光文社文庫<br> 花氷―松本清張プレミアム・ミステリー

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光文社文庫
花氷―松本清張プレミアム・ミステリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 537p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334777180
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



松本清張[マツモト セイチョウ]
著・文・その他

内容説明

不動産ブローカーの粕谷為三は、すし屋で元愛人の霜井登代子と再会する。彼女と一緒にいた銀行員坂本に目をつけ、支店長黒川を脅迫、金を用意させた。粕谷が狙う一攫千金の野望は国有地の払下げである。彼は、臆面もなく、政界実力派の代議士に接近し、策を弄する…。腐敗した政界裏面と、飽くことのない欲望に奔走する男の黒い構図を描く異色作。

著者等紹介

松本清張[マツモトセイチョウ]
1909年北九州市生まれ。給仕、印刷工などの職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そして古代史、近現代史の論考など、その旺盛な執筆活動は多岐にわたり、生涯を第一線の作家として送った。’92年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

38
ブックオフにて購入。ねっとりとした作品でした。粕谷の人を人とも思わない 利用出来る者は全て利用して切り捨てる 嫌悪感しか感じません。それなのに何故、女性は惹かれるのか不思議でした。結末は、まあまあですが嫌な気持ちが消えない作品でした。2020/05/11

雲國斎

18
久々に清張の、いかにも昭和の匂いを漂わす作品を読む。ミステリー色は薄いが、一攫千金を目論む主人公を中心に、欲望渦巻く男と女の人間関係が清張らしいタッチで描かれている。結末もいかにも清張らしくて、良い!2021/02/11

とめきち

10
不動産ブローカーの粕谷は、埼玉県の岩槻にある国有地を安く買い受ける事を目論み一攫千金を狙う。←冒頭からビックリ!昭和40年の作品なのに、どれだけ先見の明あるの⁉️粕谷は最低のクソ男!誰しも持ってるミスや不正につけこみ善人を落とし入れる(『紙の牙』みたい)。不要になった女への暴力が容赦ない(今では不適切とされ映像化は無理!)。自分の女を大物議員に美人局で送り込む…。ただ、女は真面目な善人よりも粕谷の方に魅力を感じ別れられない皮肉。粕谷の行動にはいちいち腹が立つのだが、そんな粕谷に果たして鉄槌は下されるのか?2025/05/24

Ryoko

3
久しぶりに松本清張の小説を読んだ。昔はすごく好きだった。松本さんの小説に出てくる今の言葉で言えばサイコパス。この小説も自分が大金を手に入れる為に女を利用する、悪知恵を働かせるサイコパスの男が主人公。どこで主人公がつまづくのか、破滅するのかと読み進めた(松本さんの小説は悪人は最後に必ず破滅するから) ラストはやはり主人公の一攫千金は叶わない。悪人は徹底的に破滅するストーリーだからスカッとするかな。たまに読みたくなる。松本さんの小説って。2019/11/14

白山手賀

2
清張が描く一貫したテーマのひとつが、因果応報、ということ。それから、悪を行う人の心理の描き方が重層的なので、リアルに感じられる。昭和の匂いが濃厚だが、それでいて決して古臭くない。2021/01/18

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