光文社文庫 鮎川哲也コレクション<br> 白の恐怖

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光文社文庫 鮎川哲也コレクション
白の恐怖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334776978
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



鮎川哲也[アユカワ テツヤ]
著・文・その他

内容説明

軽井沢の豪奢な別荘「白樺荘」に、莫大な遺産を相続することになった四人の男女が集まった。だが、生憎の悪天候で雪が降りしきり、別荘は外とは連絡が取れない孤立状態になっていた。そこで、一人、また一人と殺人鬼の毒牙にかかって相続人が死んでいく…。本格推理の巨匠が描いた密室殺人。発表から六十年近い年月を経て、初めて文庫化される幻の長編!

著者等紹介

鮎川哲也[アユカワテツヤ]
1919年東京生まれ。南満洲鉄道勤務の父に伴い少年時代を大連で過ごす。’43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。’49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。’56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募集に『黒いトランク』が入選。以後、本格物の長短編を数多く発表。’60年に、『憎悪の化石』と『黒い白鳥』で日本探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。’90年から発足した東京創元社主催の鮎川哲也賞、’93年から始まった光文社文庫の『本格推理』にて多くの新人を発掘。2002年9月24日死去。ミステリー界に遺した功績をたたえ、翌年日本ミステリー文学大賞特別賞が贈られた。都立小平霊園に眠る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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紅はこべ

133
〈鮎川哲也と13の謎〉のファンは、どれだけ『白樺荘事件』の刊行を待ちわびたことか。星影龍三が殆ど口を利かないのは何故?鮎川作品では女性の犯人が多いって意識したことなかったな。この「白の恐怖」でも、女性への偏見が垣間見えないでもない。「影法師」、自分と趣味嗜好が似ている友人に、恋人紹介しちゃい駄目よ。結局、彼女の本命はどっちだったのか。2020/06/19

HANA

66
ミステリ。吹雪で閉ざされた山荘、いわゆるクローズドサークルであるが、本書を読んでその弱点に改めて気付かされた。クローズドサークルの長所は誰が殺されるかわからない緊迫感だと思うのだが、無関係な第三者がいる場合はたちまちそれが緩和されてしまう。さらには動機が分かっている場合は消去法で犯人が解ってしまうし。故に犯人は登場人物が出揃った時点である程度目星がついていたが、最後で明かされる一捻りには気が付かなかったなあ。個人的には同時収録の短編「影法師」が傑作。久作や乱歩を思い起こさせるような幻想的な好短編であった。2019/10/05

かめりあうさぎ

45
長編1話、短編1話、巻末に随筆3話収録。面白かったです。昔の作品なので難易度は高くなく、謎解きゲームとしては少し物足りないかもしれませんが、昭和の雰囲気が存分に味わえる楽しいミステリだと思います。短編もコンパクトに纏まっていてオチも収まりがよく好き。随筆では鮎川先生の本格ミステリに対する思いにほんの少し触れられた気持ちになります。2018/09/15

Yuki

42
雪深い軽井沢の白樺荘、遺産相続のために集められたワケありの男女4人、第一の殺人の捜査から帰れなくなり、容疑者たちと一緒に宿泊することになった刑事は事件を防ごうとするが、それを嘲笑うかのように次々と青酸化合物による殺人が起きる。その事件の真相は――。それなりに古臭いが、昭和らしい真っ当な密室もの。ちょっと夢野久作を連想するような短編や軽妙な随筆、ご本人の写真も入っており、鮎川哲也の別の面も知れた。2018/08/22

ヨーコ・オクダ

40
雪に閉ざされた別荘。未亡人が夫の遺産を分けるため、甥2人姪2人を招待。手続きのために弁護士も助手を伴って別荘に向かったが、途中で未亡人宅の女中が相談があると言って現れたため、助手に任せて自分だけ先に到着したところ、後に2人が遺体となって発見される。そして、別荘では相続人の頭数が1つずつ減っていく…。ストーリーは、この弁護士の日記を小説化しようとして書き上げた設定。最後の方にちょろっと星影竜三が登場するので「星影シリーズ」になるんかな?「犯人は事故死」とされた事件の真相は?典型的パターンやと侮ったらアカン。2020/10/27

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