出版社内容情報
上田秀人[ウエダ ヒデト]
著・文・その他
内容説明
将軍徳川吉宗に直々に命じられて道中奉行副役となった水城聡四郎。小田原での視察を済ませて箱根を越え、家士の大宮玄馬とともに東海道をひた上る。神君徳川家康のお膝元ともいえる駿府へ入った聡四郎は、駿府の役人から衝撃の事実を知らされる。そして、駿府を早々に出た聡四郎は、新たな刺客に襲われる。突然、現れた「敵」の正体とは―。待望のシリーズ第二弾。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。’97年、桃園書房主催第20回小説CLUB新人賞佳作。2010年、『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞受賞。2014年版「この時代小説がすごい!」文庫書き下ろし部門作家ランキング第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
89
聡四郎巡検譚「検断」2巻。聡四郎シリーズ面白いですね、東海道を下る聡四郎と玄馬に襲いかかる伊賀者、江戸では将軍吉宗の暗殺を企てが同時進行でドキドキ面白いですね。2019/09/07
Atsushi Kobayashi
18
シリーズ第2弾で、あんまり盛り上がりがなくって、さくさく読めてしまいます。ちょっと吉宗の聡四郎への期待が大きすぎな感じです。2018/07/13
mam’selle
13
道中奉行副役に抜擢された主人公水城聡四郎。小田原、三島、静岡、桑名、鈴鹿峠と東海道を巡る旅に。相変わらず伊賀者の攻撃を物ともせず冴え渡る大宮玄馬の刀。安心して読み進めます。2018/09/27
うさこ@タッタカタ
13
おりしも、黒書院の十兵衛がドラマ化され、江戸城が映像化されました。人の動きがなるほどとなりました。お城の茶坊主はあのように手をひらひらさせて廊下を小走りしていたわけですな。これは別のお話。紅さんも師も出て来なくてさみしいです。さて 野辺はどう出る。尾張の裏切りは徳川終幕、だから違う話。 。2018/08/04
黒豆
9
2巻目なんだけど、展開のメリハリがなく物足りない。一方で、最初に記載されている「東海道中宿場図」は参考になったし、 参考資料の「江戸城をよむ」は見てみたいと思う。2018/08/24