光文社文庫<br> 甲賀三郎・大阪圭吉―ミステリー・レガシー

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光文社文庫
甲賀三郎・大阪圭吉―ミステリー・レガシー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334776541
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



ミステリー文学資料館[ミステリーブンガクシリョウカン]
編集

甲賀三郎[コウガ サブロウ]
著・文・その他

大阪 圭吉[オオサカ ケイキチ]
著・文・その他

内容説明

探偵・推理小説の書籍や雑誌を収集保存し、一般読者や研究者が自由に利用できるユニークな図書館、ミステリー文学資料館。本書は“遺産”ともいえるその膨大なコレクションより、大正から昭和初期に本格派探偵小説の旗手として一世を風靡した甲賀三郎のレアな傑作長編と、本格短編の名手として今なお評価の高い大阪圭吉の作品集『死の快走船』を一冊まるごと収録!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

31
甲賀三郎は『琥珀のパイプ』科学知識を利用したトリックが状況設定としっかり噛み合っていて良かった。『歪んだ顔』単なる引き回しのための引き回しにしか見えない。大阪圭吉は作品としては既読。『死の快走船』処女作だから純粋に理知的な探偵小説を書こうという意欲を感じる。『とむらい機関車』アイデアそのものは有名作の流用だが語り手の存在によって悲劇的な響きを強くしている。『なこうど探偵』『人喰い風呂』ほのぼのした語り口で入っておきながらゾッとする悪意を見せるコントラストの妙。2020/03/07

いっくん

23
『死の快走船』読みたさに手に取りましたが、『死の快走船』は『白鮫号の殺人事件』を改稿したものでした^^;道理で既視感あるなぁと思いながら…。『琥珀のパイプ』怪盗。『歪んだ顔』これで最後かと思ったら、もう一回。 『随筆』当時の出版事情がわかり興味深く読みました(^_^*)2019/04/26

霧島

8
いずれもほぼ初対面の作家さん。作品集通してのマイベストは「歪んだ顔」。元々犯人当て小説として書かれたという経緯もあるのか、繰り広げられる現代ミステリ顔負けのどんでん返しの連続には「まだひっくり返すのか!」と痺れた。大阪圭吉作品の中では「デパートの絞刑吏」の意外な犯人(?)が好きかも。戦前の作家なのにどれも読みやすかったし、他の作品も読んでみたいと思った。2018/09/09

timeturner

6
甲賀三郎は理系の人だったらしくトリックも徹底的に理詰めで、本格へのこだわりと相俟ってやや堅苦しく思える部分も。大阪圭吉は、グロ趣味には閉口するけど、バラエティに富んだトリックをそつのない情景描写や人物描写で巧く仕立ててあり楽しめた。2019/04/28

Kotaro Nagai

5
本日読了。甲賀三郎は「琥珀のパイプ」と「歪んだ顔」の2作品と随筆3本。大阪圭吉は、短編集「死の快走船」を乱歩と甲賀三郎の序文を含む完全収録。いずれも戦前の作品。大阪圭吉は当時としては着眼点がユニークで面白い。ヨットとか機関車とか興味深い。2018/09/04

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