出版社内容情報
ついに激突した死闘の行方は!? 大いなる恐怖が再臨する、超絶人気シリーズ第13弾。
内容説明
王都へと急ぐ女騎士・エステルら一行が雨で足止めされた町に、魔軍の怪物たちが襲来する。その窮地に現れたのが、ダリューンらパルス精鋭軍だった。ついに並び立つ十六翼将。だが、魔の山デマヴァントの地底では、蛇王ザッハークが縛めを解かれ、自由の身になろうとしていた。さらに、深傷を負ったエステルの運命は!?衝撃的展開をみせるシリーズ第十三弾!
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’78年、「緑の草原に…」で幻影城新人賞を受賞。’88年『銀河英雄伝説』で星雲賞(長編部門)受賞。2006年『ラインの虜囚』でうつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
120
第二部のメインである蛇王との戦いを控え、ようやくお膳立てが整った感がある。しかし一方で主要な人物が次々と退場する。そのうちの1人の死はそれまでの境遇を考えると何とも浮かばれなさを痛感させられてしまい、実に辛い。しかしとうとう役者は揃った。物語の初期の段階からパルスの忌まわしき伝承として語られてきた蛇王ザッハークの復活。国王として部下の深い信頼と忠義を得て、どんどん成熟していくアルスラーンがこの未曽有の敵とどう対峙するのか。光文社よ、この読後の記憶が鮮明なうちに早く14巻も文庫化しようではないか!2018/05/25
dorimusi
24
まず、あ、チュルクまだ出てくるんだ。と。何気に鎖でぶぐとか防具作るのはいい案だよね。 ヒルメスは順調に覇道を進んでますな。シャガードはもうええやろと思ってたのでイイ感じに退場しました。まぁこれくらいの役割だよねと。 エステルは登場時はあんまり好きになれなかったけど最終的には不憫すぎて…アルスラーンにとっても傷になるねぇ パラフーダを将軍にするのはなんか違うと思った。理由がない気がする。そしてついに戦死者が。なんかそうなりそうだなって思った通りに……しかし、領地持ったまま城司になっていいの?2021/10/21
よっしー
21
色々な苦難をアルスラーンと一緒に乗り越えた人が亡くなるというのは…胸にくる物がありますね。田中さんの作品なので、主人公サイドの重要人物が死を迎える展開は覚悟していましたが…残り3冊、こうなると次は誰が居なくなるのかと考えてしまいます。パルスだけでなく周辺諸国も蛇王との戦いに巻き込まれるのか…切ないですが、しっかりと結末を見届けたいです。2025/11/29
タカギ
21
エステルがあんなふうになるとは…。表紙はエステルの〇〇を訪れたアルスラーンかな。ずっと読んできて今更だけれど、一番の謎の人はアルスラーンな気がする。他に超個性的な面子が揃っているから。フォトナ、パリザードら強い女性の活躍もうれしい。ノベルスのほうではついにシリーズ最終巻が発刊されるとのことで、目が離せない。2017/11/29
ぐっちー
19
表紙の意味を知って切なくなってしまいました...。前半はヒルメスが鮮やかな手腕が光り、ミスルでの足場を固めてゆく。後半、パルスでは十六翼将がようやく並び立ったかと思ったのに全く容赦ない田中芳樹。残り3巻、このままwiki等を決して見ずに走ります。2019/06/13




