出版社内容情報
16カ月連続刊行にして5年ぶりの書下ろし新作入念な現地取材に基づいた力作!
内容説明
「消息を絶った密偵を捜してほしい」―縁切り寺慶光寺の御用宿「橘屋」の用心棒・塙十四郎は、元老中の楽翁こと松平定信から密命を受けた。早速、越後入りした十四郎の前に現れたのは、二分された藩の実態と貧困に喘ぐ民百姓の姿だった。藩政を正すために十四郎がとった「秘策」とは―。弱き者への慈しみが溢れた著者の代表シリーズ、四年ぶりの書下ろし第十七弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。2002年、「隅田川御用帳」シリーズで小説家デビュー。’13年、「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
90
隅田川御用帳「寒梅」17巻。楽翁を命で江戸を離れ越後へ事件解決後、江戸に戻れず柏崎の揉め事を片付けに大忙しの十四郎さん、やっぱり橘屋でお登勢さんと御用をして欲しいですね次巻はあるのかな? 2018/05/30
hnzwd
17
シリーズ第十七弾。十四郎北陸編。なかなかお登勢さんの元には帰れないわ、難易度は高いわと十四郎大変。2023/08/25
RAKUSI
11
前作と時間を置かずに読んだので思い出す作業もなくすんなり楽しめました。ただ番外編のような感じがしました。続き書いてほしいです。2017/12/17
ひさか
7
2017年9月光文社文庫刊。書下ろし。シリーズ17作目。寒梅、海なりの2つの連作短編。楽翁の密命で、塙十四郎が活躍し、ちょっとした冒険活劇になっている。再開記念のボーナスステージのようです。2019/03/15
たーくん
6
「消息を絶った密偵を捜してほしい」―縁切り寺慶光寺の御用宿「橘屋」の用心棒・塙十四郎は、元老中の楽翁こと松平定信から密命を受けた。早速、越後入りした十四郎の前に現れたのは、二分された藩の実態と貧困に喘ぐ民百姓の姿だった。藩政を正すために十四郎がとった「秘策」とは―。弱き者への慈しみが溢れた著者の代表シリーズ、四年ぶりの書下ろし第十七弾。2023/06/13