出版社内容情報
奈良時代、東北を舞台にくりひろげられる壮大歴史スペクタクル。解説はあさのあつこ
内容説明
八世紀後半、東北地方には蝦夷とよばれる先住民が独自の文化で生活を続けており、そこへ豊かな資源を求めて大和朝廷が侵略を始めていた。東北地方で滅ぼされたアビ一族の生き残りにして鮫狩りの少年アビは、鮫狩りの師匠オンガとともに想い人宇伽の影を求めて故郷へ。そこでアビが見たものは―。戦後児童文学を作り上げてきた著者が遺した感動の大作、初文庫化。
著者等紹介
後藤竜二[ゴトウリュウジ]
1943年、北海道生まれ。早稲田大学文学部卒業。1967年『天使で大地はいっぱいだ』(講談社)でデビュー。『白赤だすき小○の旗風』(講談社、新日本出版社)『少年たち』(講談社)で日本児童文学者協会賞、『野心あらためず』で野間児童文芸賞、『故郷』(偕成社)で旺文社児童文学賞、『おかあさん、げんきですか。』(ポプラ社)で日本絵本賞大賞&読者賞受賞。児童文学作家として活躍のかたわら、全国児童文学同人誌連絡会「季節風」の代表を長く務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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